劇場版『名探偵コナン』最新作は「黒鉄の魚影」 死ぬな、灰原――青山剛昌描き下ろしビジュアル解禁
アニメ『名探偵コナン』の劇場版26作目のタイトルが『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』に決定し、2023年4月14日より公開されることが発表された。併せて、原作者の青山剛昌描き下ろしによるビジュアルも解禁となった。
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今年4月に公開された劇場版25作目『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』は、驚異的なヒットを記録。先日開催された<ハロウィン再会(リバイバル)上映>でも多くのファンが詰めかけ、本編と同じ時間軸での上映が「エモい!」と大きな話題を呼んだ。この上映を含めた興行収入は97億4000万円、観客動員数は699万人を突破し、2019年に公開された『紺青の拳(フィスト)』(興行収入93億7000万円)を超える劇場版シリーズ第1位を記録した。
最新作『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』のポイントとなるのは、<コナン><灰原哀>と、彼らと因縁の関係である<黒ずくめの組織>。今回解禁された原作者の青山剛昌描き下ろしによるビジュアルは、「死ぬな、灰原―」というキャッチコピーと共に、水に沈みゆく灰原に手を伸ばすコナンの姿が描かれており、灰原に命の危機が迫ることを予感させる。
さらに中央には、かつて主人公の工藤新一(コナン)に薬を飲ませた張本人で、組織のボスである<あの方>とも直接連絡を取りあう幹部格の人物<ジン>が不敵な笑みを浮かべる姿が。右サイドには、<あの方>の側近で組織のNo.2として名高い、劇場版シリーズには本格的初参戦となる最高幹部<ラム>をはじめ、コナンと灰原の正体を知っているが組織には報告しないなど謎の行動が多い<ベルモット>、CIA諜報員(=本堂瑛海)で組織に潜入している<キール>、私立探偵(=安室透)や公安警察(=降谷零)としての顔を持ちながら、黒ずくめの組織に潜入する<バーボン>が描かれている。
左サイドには、鋭い目線を放つ警視庁捜査一課・管理官の<黒田兵衛>、不安げな眼差しを向ける<蘭>と<阿笠博士>、そして“ライ”のコードネームで組織に潜入捜査をしていた過去を持つ、現FBI捜査官で狙撃の名手<赤井秀一>が描かれている。
果たして、コナン・灰原・ジンを中心に、左右対称に描かれたキャラクターの配置が示すものとは。劇場版では『純黒の悪夢(ナイトメア)』(2016)以来となる、赤井と安室(バーボン)の2人揃っての登場は、どのようにストーリーに関わってくるのか。因縁の関係にあるコナン・灰原と黒ずくめの組織が激突し、ついに正体が暴かれてしまうのか。まだまだベールに包まれた本作の続報に注目したい。
『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』は、2023年4月14日より全国公開。