ジュノンボーイ対談連載、「JUNON」でスタート 初回は綱啓永×松本大輝 密着オフショット動画公開
■綱啓永×松本大輝
松本:グランプリを受賞した瞬間は、覚えていますか?
綱:1ミリも予想してなかったから、頭が真っ白になって何も思い浮かばなかった。僕は敗者復活から上がってきたんだけど、敗者復活からグランプリを受賞した人は過去にいないので、不可能だと思ってたし。「人生の思い出になるように楽しもう」って考えてたくらい。グランプリ発表の瞬間は、「ここは僕の出る幕じゃないな」と、魂をどっかに飛ばしてました(笑)。ところが選ばれたからパーンと魂を戻し、必死に質問に答えて。実は当日、会場には友だちが何人も来てくれていたの。
松本:おぉー! 僕も頭真っ白、膝ガクガク。「前に出てきてください」と言われても、ちょっとふわふわしていました。
綱:なれるかも、って予想してた?
松本:いや…。グランプリの発表って最後なので、「無理かな」という思いのほうが強かったです。そこで名前を呼ばれたらグランプリ、呼ばれなかったら受賞ゼロという、天か地かという状態ですよね。本当にドキドキしてました。
綱:グランプリを受賞したおかげで、多少は自信がついた気がする。それは今もすごく、自分のためになっています。この世界だと、自信ってめちゃめちゃ大事だと思うから。
松本:僕は…グランプリを受賞して住所が変わりました(笑)。初めての一人暮らしを始めたので。当時は家族が毎日夢に出てきたくらい、ホームシックになりました。家族はすごく応援してくれていて、『ウルトラマンデッカー』(テレビ東京系)が決まったときは大喜びしてくれました。うれしいんですけど、「次もまたいいニュースを聞かせなきゃ」とプレッシャーにもなります。
――あなたにとって「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」とは?
綱啓永:たまご。僕は、ここから生まれているので。自分の生まれた場所であり、数々のスターたちが生まれた場所でもあります。そしてこれからもたまごがかえっていき、いろんな役者さんが生まれていくのでしょう。どんな役者さんが出てくるのか楽しみだし、僕も頑張ります! もしコンテストを受けてなかったら、YouTuberになっていたかも(笑)。一度サラリーマンになったとしても、飽きて辞めちゃいそう。友だちが3人YouTuberをやってるので、そこに合流していたんじゃないかな。
松本:自分の殻を破る場所。人前で演技をすることは、恥ずかしいと思っていました。でもコンテストでは演技審査もありますし、自分がやってみたいのはお芝居だし…ということで腹をくくり、おかげで殻を破れた気がします。もしコンテストを受けていなかったら、スポーツジムで働いていたと思います。当時はやりたいことがなく、漠然とスポーツに携わる職業に就こうと思っていました。ジュノンボーイ・コンテストを受けたことで、人生が大きく変ったんです。