ダイアナ妃が亡くなったトンネルを同じ速度で走った ヘンリー王子が告白
関連 :
1997年に、12歳で母ダイアナ妃を不幸な事故で亡くしたヘンリー王子。来週発売される自叙伝『Spare(原題)』のなかで、妃が亡くなった事故現場のトンネルを同じ速度で走ってみたと明かしていることがわかった。
【写真】当時12歳、ダイアナ妃の葬儀で悲痛な表情を浮かべるヘンリー王子
1月10日に発売されるヘンリー王子の自叙伝『Spare』。確執が報じられている兄のウィリアム皇太子との関係から、20歳の時に起こしたナチスのコスプレ事件、年上女性と経験した初体験まで、さまざまな記述があることがわかってきたが、1997年に36歳の若さで不幸な自動車事故により亡くなった母ダイアナ妃についても書かれているようだ。
Peopleによると、ヘンリー王子は2007年、ダイアナ妃が亡くなったちょうど10年後に、ラグビーワールドカップの準決勝戦のためにパリを訪問。当時23歳だった彼は、パリで初めての夜に、大会側から紹介されたドライバーに、ダイアナ妃が亡くなったアルマ橋トンネルを知っているかと尋ね、警察の報告書に記載されていた事故時の妃の車のスピード、時速65マイルちょうどで走らせるよう頼んだという。
それまで王子は、このトンネルが見通しが悪く、非常に危険な通路なのではないかとイメージしていたそうだが、いざ走ってみると、短くシンプルで、何の変哲もないトンネルだったことに驚いたという。あまりにあっけなく通り過ぎたので、もう一度走らせたと振り返る。
「トンネルを走らせることで、10年に渡って自分を苦しめた痛みに終止符を打てると、少なくとも一時的に痛みが止まると考えていた。しかし、新たな痛みが始まった。痛みの第2弾だった」と記しているそうだ。
なおPageSixによると、母を亡くした当時12歳だったヘンリー王子は、ダイアナ妃がマスコミを逃れるために死を偽装したと、一時本気で信じていたという。以来王子はずっと、あの夜母の身に何があったのか探り当てようと試みたと記しているという。