『すずめの戸締まり』ベルリン国際映画祭「コンペティション部門」正式出品決定 最新ビジュアルも解禁
新海誠監督の最新作アニメ映画『すずめの戸締まり』が、2月16日から2月26日まで開幕される、世界三大映画祭の一つ、第73回ベルリン国際映画祭「コンペティション部門」に正式出品決定。これに伴い、すずめと草太が描かれた最新ビジュアルも解禁となった。
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本作は、日本各地の廃虚を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女の解放と成長を描く冒険物語。オーディションで選ばれた原菜乃華が主演を務め、九州で暮らす17歳の女子高生・すずめを、SixTONESの松村北斗が“災い”をもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年・宗像草太を演じている。
1月22日までの73日間で観客動員数963万人、興行収入128億円を突破。新海誠作品No.1のロケットスタートから3週連続で週末動員ランキング堂々の第1位、その後も11週連続でTOP10入りを記録、さらに世界199の国と地域で配給も決定するなど、大きな話題がつきない本作。
そんな本作がこの度、ベルリン国際映画祭の「コンペティション部門」に正式出品された。
ベルリン国際映画祭はカンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と並ぶ“世界三大映画祭”の1つとして数えられている。最高賞の“金熊賞”は、「コンペティション部門」に選出された作品のみしか獲得できない賞であり、日本作品では、1963年に公開された今井正監督『武士道残酷物語』、2002年に公開された宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』の2作品が受賞。新海誠監督『すずめの戸締まり』は、日本アニメーションでは『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶりの「コンペティション部門」に選出。映画祭には、新海監督と原がレッドカーペット、プレミア上映に参加する予定だ。
正式出品を受け新海監督は「ここまで導いてくれたスタッフたちの才能と尽力、そして応援してくださった皆さまに、心より感謝します」とし、原は「私自身、海外に行くこと自体初めてで、それも、歴史あるベルリン国際映画祭にすずめの戸締まりチームで行くことが出来るなんて、とても光栄で、夢のようです」と喜びを語った。
さらに、大ヒットを記念した新ビジュアルも解禁。壮大な草原をすずめと草太が幼い少女と手をつないで歩く後ろ姿と、2021年12月発表のティザービジュアルで登場して以来、作品を象徴するもう一人の主役として描かれてきた「扉」の姿も。日本各地を巡ったすずめと草太の旅からの帰還を感じさせるビジュアルに仕上がっている。また、初めてすずめが描かれたビジュアルに添えられた「いってきます」に対し、物語の終盤で出てくる重要な言葉である「おかえりなさい」が添えられている部分にも注目。
アニメ映画『すずめの戸締まり』は、公開中。
※新海誠監督、原菜乃華のコメント全文は以下の通り。