キー・ホイ・クァンとハリソン・フォード、アカデミー賞壇上での熱い抱擁に感動の声
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米映画賞の最高峰アカデミー賞授賞式が開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞を含む最多7冠を達成した。作品賞の発表では、プレゼンターを務めたハリソン・フォードと、かつて『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で共演したキー・ホイ・クァンが舞台上で再会。2人の熱い抱擁に感動の声が寄せられた。
【写真】壇上で喜び合うキー・ホイ・クァンとハリソン・フォード
第95回アカデミー賞授賞式が、日本時間3月13日に米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催された。監督賞や主演女優賞など『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が主要カテゴリーを軒並みさらうなか、子役として大ブレイクを果たしたのち、表舞台から離れていたキー・ホイ・クァンも本作で見事助演男優賞を受賞。そして迎えた授賞式のクライマックス、作品賞の発表にプレゼンターとして登壇したのはハリソン・フォードだった。
キー・ホイは、1984年に公開された『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』でインディの相棒ショート・ラウンドを演じ、映画デビュー。昨年開催されたD23 Expoでは、『インディ』シリーズ第5弾のプロモーションのために会場を訪れていたハリソンと38年ぶりの再会を果たし、話題を呼んだ。
ハリソンの口から作品賞として『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が告げられると、一番最初に舞台に駆け上がったキー・ホイは、ハリソンの元に駆け寄り、熱く抱擁。同作品の快挙を喜び合った。
ツイッターでは、「ハリソン・フォードがキー・ホイ・クァンにオスカーを手渡した。号泣する」「OMGキー・ホイ・クァンがハリソン・フォードに駆け寄って、ハグしてる」「キー・ホイ・クァンがハリソン・フォードとハグした。今年のオスカーはこれに尽きるね」などと、2人の様子に感動したというコメントが相次いで寄せられている。
また、授賞式前日には、コリー・フェルドマンら、子役時代に『グーニーズ』で共演した俳優たちが、キー・ホイのノミネートに祝福コメントを寄せた。自身もキャリアでアップダウンを経験したコリーは、「キーはずっと俺にとって大事な友だちだから、キーを応援してる。『グーニーズ』はファミリーだ。関係の深さは理解できないと思う。撮影中は笑わせあった。本当の家族のような関係で、40年近く経った今も変わらない」とコメント。
チャンク役のジェフ・コーエンは、演技の道を離れ、今では芸能関係を専門に手掛ける弁護士としてロサンゼルスに自身の事務所を構えるが、キー・ホイのノミネートを受け、「ブラザー、キー・ホイ・クァンをこれ以上ないほど誇らしく思うし、彼の快挙にワクワクしてる」とツイート。なお彼は、『エブエブ』を契約するにあたり、キーの代理人として交渉に臨んだそうだ。
またブランド役のジョシュ・ブローリンは、「俺たちは皆キーを応援してる!」と代理人を通じてコメントを寄せていた。