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森田剛×三浦透子、イプセン名作に挑む 舞台『ロスメルスホルム』上演決定&コメント到着

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舞台『ロスメルスホルム』より(上段左から)森田剛、三浦透子、(下段左から)浅野雅博、谷田歩、櫻井章喜、梅沢昌代
舞台『ロスメルスホルム』より(上段左から)森田剛、三浦透子、(下段左から)浅野雅博、谷田歩、櫻井章喜、梅沢昌代

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 森田剛が主演、三浦透子がヒロイン役を務め、栗山民也が演出する舞台『ロスメルスホルム』が、10月に愛知・穂の国とよはし芸術劇場プラットで開幕し、11月に福岡、兵庫公演を経て、東京・新国立劇場小劇場にて上演されることが決定した。栗山、森田、三浦は舞台初競演。

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 「近代演劇の父」と称されているノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセン。世界中で今もなお上演され続けている「ペール・ギュント」「人形の家」「野鴨」「ヘッダ・カブラー」など、現代を生きる私たちの心に訴えかける名作を数多く世に残している。

 1886年に書かれた「ロスメルスホルム」は、古く凝り固まった時代から新しく解放されつつある時代のなか、保守的な思想と進歩的な思想の人々との対立を、緊張感のある心理描写で描いた人間ドラマ。イギリスでは2019年に新翻案で上演され、2020年のローレンス・オリヴィエ賞でベストリバイバル賞、主演女優賞にノミネートされ高い評価を得ており、今もなお色褪せることのない名作であることを証明した。

 イプセンの作品の中で最も複雑で多面的な演劇という評価がある一方、最高傑作のひとつともいわれる本作を、2019年読売演劇賞大賞・最優秀演出家賞に輝いた日本演劇界の巨匠・栗山民也が手掛ける。観客の想像力を刺激する演出とともに、物語のもつ命題にどのように迫るのか注目だ。

 主演は、映像・舞台問わず数多くの作品で、硬軟さまざまな表情を魅せる森田剛。ロスメルスホルムと呼ばれる屋敷の主で、妻を失うもレベッカの支えで立ち直り、新たな時代に向けて前向きに生きようとするヨハネス・ロスメルを演じる。

 ヒロインは、映画『ドライブ・マイ・カー』で大きな注目を集め、近年話題作に多数出演するほか、歌手としても活動する三浦透子。ロスメルスホルムに下宿し、亡き妻に代わって家の一切を仕切り、ロスメルにも強い影響を与えるレベッカを演じる。

 共演には、保守的なロスメルの義理の兄クロル教授に浅野雅博、急進派の新聞編集者モルテンスゴールに谷田歩、ロスメルの子供時代の家庭教師ブレンデルに櫻井章喜、そしてロスメルスホルムの出来事を静かに見守る家政婦へルセット夫人に梅沢昌代と、確かな演技力を持つ俳優が顔をそろえる。

 森田は「台本を読んで、緊張感のある会話の中でのシーンが深く描かれていて、暗く重たいストーリーではありますが、自分にとって大きなチャレンジになる作品だと思うので、稽古が始まるのが今からとても楽しみです」と意気込みを。

 三浦は「時代と国を超えて残ってきた作品に触れること自体学びがあり、純粋にこの作品に関われることは意味のある貴重な体験になると思いますし、すごく嬉しいです」と出演の喜びを語った。

 栗山は「イプセンの作品と出会うたび、独特な劇世界の中に喜びとも迷いとも分からぬまま、その言葉の海に漂っていたことを覚えています。それは、物語のぎりぎりのところでいつもはぐらかされ、方向性の見えぬどこか遠くへと連れ去られてしまった感覚なのです」と語っている。

 舞台『ロスメルスホルム』は、10月に愛知・穂の国とよはし芸術劇場プラット、11月に福岡・キャナルシティ劇場、兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、東京・新国立劇場小劇場にて上演。

 森田剛、三浦透子、栗山民也のコメント全文は以下の通り。

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<コメント全文>

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