ヘンリー王子、自ら起こした裁判に出廷せず リリベット王女の誕生日を優先
違法に個人情報を収集したとしてタブロイド紙Daily Mirrorなどを運営するMirror Group Newspapers(MGN)を訴えていたヘンリー王子。6月5日(現地時間)にロンドンで行われた裁判に出廷するとみられていたが、娘リリベット王女の誕生日を優先したため、姿を現さなかった。
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Peopleによると、Daily MirrorやSunday Mirror、Daily Expressなどを運営するMGNを相手取りヘンリー王子らが訴えた裁判が、現地時間6月5日にロンドンの高等法院で行われた。この日、原告であるヘンリー王子も裁判に出廷するとみられていたが、姿を現わさなかったようだ。
王子の弁護士は裁判で、「王子の旅程とセキュリティの準備が複雑だった」と述べ、日曜日に長女リリベット王女の2歳の誕生日を祝ってからイギリスに向けて出発したため、出廷が叶わなかった説明。これに対し、裁判を担当する判事は「少し驚いた」と話しており、MGN側の弁護士は「時間を無駄にした」とコメントしているという。
ヘンリー王子は、この後6日(現地時間)に出廷し、数時間にわたって証言するものとみられる。実現すれば現代王室の歴史で初めて、法廷で証言するロイヤルメンバーとなる。なお王子はこのほかにも、Daily MailやMail on Sundayを運営するAssociated Newspapersや、The Sunを運営するNews Group Newspapers (NGN)などを相手取り、同様の裁判を起こしている。