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堺雅人主演『VIVANT』飯田P、事前情報なし戦略に込めた思い「今まで見たことのないものを新鮮に受け取ってもらいたい」

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◆日本のドラマを世界の人に楽しんでもらいたい

 壮大な世界観の作品を、これまでにないスケールで描く『VIVANT』。その原点には本作の原作・演出を務める福澤克雄氏の『日本のドラマというものをなんとか海外の人にも楽しんでもらいたい。アジア圏からも世界で評価されるドラマが出てきている中で、日本のテレビドラマ、連続ドラマというものが、力があるということを海外の人にも知ってもらって楽しんでもらいたい』という使命にも似た思いがある。「日本のいろんな場所の映像や世界の映像を駆使しながら、世界水準を目指したことでこのようなスケール感になった。ただでかいことをというよりは、この題材を表現するためにはこのスケール感が必要だったということが、分かっていただけるのではないかと思います」と、海外での大規模ロケを実施した『VIVANT』のスケール感を説明する。

 また、「砂漠などインフラが整っていない中で、どうやったら皆がパフォーマンスを発揮できるか、世界観をしっかりと視聴者に届けられる映像を作れるか。そうした厳しい環境での撮影は初めてだったスタッフがほとんどだったと思いますが、その中でいかに工夫をして頭を使って、力を合わせて乗り切って、いい映像を作るということに特化できた2ヵ月間というのはちゃんと映像に表れてくるんじゃないかと思います」と自信を見せる。

 さらに「この作品のためにというのはもちろんそうなんですけど、日本人のスタッフがこの経験をしたということは今後にも繋がっていくんじゃないかと思います。福澤監督の“日本のドラマが世界でもどんどん観られるようになってほしい”という思いを受けて、1人でも多くのスタッフが今回のような撮影を経験することは、このドラマだけじゃなく、これがまたTBSの他の作品にも散らばって波及させていくという、そうした願いも込めてのこのスケール。この経験を皆で共有できているということは、今後に向けて非常に大きいのではないかと思っております」と本作に込めた願いを明かした。

 こうした飯田Pをはじめとするスタッフ、キャストの思いが詰まった本作。先行して視聴した第1話は、これまで見たことのないドラマという言葉に偽りなし。場面写真を元にあれこれ展開していた考察が恥ずかしくなるほどの怒涛の展開を見せた。事前情報が一切ないため世界観への没入感がより増し、映画のような迫力と映像美に圧倒される108分。“日曜の夜にこんな堺雅人、観たことない!”という驚きや、思わずクスッと笑ってしまうようなシーン、あっと驚くサプライズなども盛り込まれ、娯楽大作としても完璧な仕上がり。日本の暑い夏をさらに熱くしてくれることは間違いないだろう。

 「一番は108分楽しんで、ワクワクドキドキしてほしい。それぞれ感じ方は違うと思うので、教訓めいたものというよりは、楽しい2時間があっという間に過ぎ去っていく、そんな108分になってくれたらいいかなと思います」と語る飯田P。『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』と数々のヒット作を世に生み出してきた福澤監督と、『マイファミリー』でファンを考察の渦に巻き込んだ飯田プロデューサーが仕掛ける注目作。明日の初回はぜひリアルタイムで体感してほしい。

 日曜劇場『VIVANT』は、TBS系にて7月16日より毎週日曜21時放送(初回108分スペシャル)。

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