吉本実憂が“ガン飛ばし”? 主演映画『ダウンタウン・ユートピア』11.3公開
吉本実憂が主演する映画『ダウンタウン・ユートピア』が、11月3日より全国順次公開されることが決定。併せて、吉本の“ガン飛ばし”イメージビジュアルが解禁された。
【写真】約7年前! ボブヘア&制服姿のかわいらしい吉本実憂
本作は、息苦しい日々に病む1人の女性が粋狂な人たちに影響を受け、いつしか自分らしく過ごせる居場所でほんの一歩前進する物語。全編モノクロームに包まれた、どこか異世界漂うスタイリッシュでオリジナリティーあふれる映画が完成した。
仕事をする人々を奴隷と呼び、朝食には冷えたビールを飲み、タバコの煙をくゆらしながら、日々の生活を楽しむ人たち。家賃もお金がある時でOK、喫茶店の飲み食いもお金がある時でOK。お金がある時は最高のうたげを開いてみんなで満喫する。果たしてここは、ユートピアなのか?
岸ナオミは、支配欲の強い母親の元で育ち、深く病んでいた。耐え切れずに実家から逃亡した先で無銭飲食をしてしまうが、それをきっかけに今まで出会ったことのないユニークなタイプの2人とシェアハウスで過ごすことになる。そんな彼らとの生活により、ナオミは徐々に本来の自分を取り戻していくのだった…。
主人公のナオミを演じるのは吉本実憂。彼女がシェアハウスで出会ったユートピアンな2人には、木村圭作と宮川浩明。ほか、中島広稀、堀部圭亮、カトウシンスケ、村岡希美、駒木根隆介、坂巻有紗、國本鍾建、松田ケイジなど、個性派俳優が出演する。
監督・脚本を手掛けたのは、大塚祐吉。ヒューマンやコメディー、またアウトローなど幅広い視点で人間を撮り続けている。本作は、大塚監督と吉本実憂にとって映画『罪の余白』(2015)以降4作目のコラボレーション作品となる。
吉本は「自分の中の最大限の怒りと大塚監督のブラックユーモアさを融合させて役づくりしました。相手に対して、真っ直ぐに威嚇する時と怒りをイジりに変えて表面に出す時とで人を選んでるのが正直で、とても好きなキャラクターです。仕事や育ってきた環境に当事者以外の人が浅く発言する事を偏見と言う。そんな偏見が少しでもなくなるといいな、とこの作品を見て思いました」とコメント。
大塚監督は「家族という最も身近な社会の中で病んでしまった主人公。彼女が行き着いた先で出会う、何に縛られる事も無く、独自の哲学を持ち自由気ままに生きているユニークな人々との交流により再生する姿が描かれています。一方で、社会の中で自由気ままに生きているはずの人間が、仕事を通して社会の一員と成る話でもあります。登場人物が地球を救う話ではありませんが、自分自身を救います。何も深く考えず、ビールが飲みたくなる気楽に見れる映画だと思います」としている。
映画『ダウンタウン・ユートピア』は、11月3日より全国順次公開。