ミシェル・ヨーらが語る登場人物の“怪しい謎”とは? 『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』キャラクターポスター解禁
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ケネス・ブラナーが監督・製作・主演を務める映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』より、ケネス・ブラナー演じる“世界一の名探偵”ポアロら登場人物5名のキャラクターポスターが解禁。ミシェル・ヨーらキャスト陣が自身の役の“怪しい謎”について語った。
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本作は、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続け、今もなお全世界で愛される“名探偵ポアロ”シリーズの隠れた名作とされる『ハロウィーン・パーティ』を映画化。犯人は“人間”か“亡霊”か―。ベネチアを舞台に、人には不可能な殺人事件にポアロが挑む。
事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子供の亡霊が出現するという降霊会に参加する事に。そこでさまざまな超常現象が起こり、招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害される…。
この難事件に挑む“世界一の名探偵”ポアロを演じるケネス・ブラナーは「ポアロの信念を覆す現象を目撃して、それが現実なのかどうかを探っていく物語です。その過程では常に自己観察も行われ、彼も恐怖に怯えるので、とてもエキサイティングなのです」と解説。鋭い眼差しでこちらを見つめるキャラクターポスターからは、華麗な推理力で“必ず事件を解決する”と言わんばかりの強い意志を感じさせる。
しかし今回の事件はそんな彼ですら翻弄され、遂には彼の命までも狙われてしまう。ポスターでも、降霊会の参加者たちが、何らかの“思惑”を抱き怪しい表情を浮かべている。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞(R)主演女優賞を受賞したミシェル・ヨーが演じるのは、“謎めいた霊能者”レイノルズ。世界最高の霊能者だという彼女は、“死者の声を話せる”と断言しポアロの前に立ちはだかる。
ヨーは、「ポアロは超常現象を一切信じていません。彼はレイノルズが本当はペテン師で、この世に幽霊など存在せず、すべては科学や事実によって証明できることを皆に示したいんです」と話す。ブラナーも「レイノルズは我々にあらゆる疑問を抱かせます。彼女自身が歩く謎です」と、レイノルズが物語をかき乱すキーパーソンであることをほのめかした。
ティナ・フェイ(『ソウルフル・ワールド』)が演じる“ポアロの旧友の作家”オリヴァは、世界で最も売れている推理作家で、本の執筆のために謎を追求し、事件の犯人は亡霊だと主張する。
ティナは「彼女は長年ポアロを観察し、彼をモデルにしたキャラクターを登場させた作品が彼女の成功の核となりました。だけど、過去3冊の本はヒットしていない。彼女はポアロから離れようとしたが、彼なしでは良いものが書けませんでした。オリヴァにはヒット作が必要です」と意味深に語っている。今回の事件と彼女の“苦悩”はつながっているのだろうか…。
ケリー・ライリー(「シャーロック・ホームズ」シリーズ)が演じるのは、“娘を無くした母親”ロウィーナ。元オペラ歌手で、最愛の娘アリシアを亡くしている。もう一度娘の声を聞きたいと願う彼女は、降霊会へ参加。
ライリーは「彼女は娘のことを信じられないほど愛していて、姉妹のように特別で美しい関係でした」と言及。未だに娘の死から立ち直れていない彼女の強い“思い”は、この恐ろしい事件にどう影響を及ぼすのか?
ジェイミー・ドーナン(「フィフティ・シェイズ」シリーズ、『ハート・オブ・ストーン』)が演じるのは、“秘密を抱えた医師”ドクター・フェリエ。以前は優秀な医師だったが、戦争で軍医として従軍した経験から精神的に不安定に。
ドーナンは「彼はかなり傷ついた男。苦しんでいて自信がなく、自暴自棄のようなところがあるんだ」と言葉少なに語っており、何やら“闇”を抱えている様子だが…この中に犯人はいるのか、あるいは別にいるのか…? 全員が何らかの“思惑”を抱き、怪しい表情を浮かべる降霊会の参加者たち。これまで華麗な推理力で真相を解き明かしてきた“世界一の名探偵”さえも追い詰める状況下で解き明かすのは、“人間”による殺人事件か? それとも“亡霊”による超常現象か―。
映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は、9月15日より劇場公開。