“アキと夏ばっぱ”が満面の笑顔! のん&宮本信子、『あまちゃん』10周年SPコンサートにゲスト参加 久慈公演の配信も
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2013年放送されたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』の10周年を記念するスペシャルコンサートが、9月14日、東京・新宿文化センターにて開催され、主演を務めたのんと共演の宮本信子がスペシャルゲストとして登場した。
【写真】のん&宮本信子のリクエスト曲も披露!
演奏は同番組の音楽を担当した大友良英率いる17人編成のスペシャルビッグバンド。おなじみの「あまちゃん オープニングテーマ」で幕が開くと、集まった1800人のあまちゃんファンから大きな歓声があがった。
番組で使われた劇伴音楽をスペシャルビッグバンドが次々に演奏。各楽曲の合間には大友の解説が入る。「あんまりしゃべりすぎるとコンサートの時間がなくなるんですが…」と恐縮しながらも語られる制作当時のエピソード。「この曲は『喫茶リアス/スナック梨明日』のコーナーでよく使われた音楽です」と説明されて演奏を聴くと、番組の情景が浮かんでくる。
放送から10年たってはいるが、いまだに人気も高く、会場には番組の衣装で使われた「北の海女」はちまきを頭に着けた熱いファンが多数。現在、NHK BSプレミアム/BS4Kで毎朝再放送されてることもあって、新しいファンも駆けつけ『あまちゃん』の音楽に酔いしれる。
「それでは、ここでお待ちかねのスペシャルゲストです!」と大友に呼ばれてステージに登場したのは、天野アキを演じたのん、アキの祖母・天野夏を演じた夏ばっぱこと宮本信子。大友が進行役となって3人で撮影当時を振り返る。
ひとしきりトークが盛り上がったところで、再びスペシャルビッグバンドの演奏に。まずは宮本信子のリクエストで、「あまちゃんスイング」。OPテーマをビッグバンド・ジャズ・スタイルにアレンジした楽曲で、オトナのあまちゃんを連想させるムーディーな演奏を聴かせる。続いての「あまちゃんクレッツマー」。スカやチャンチキのビートが織り込まれた楽しさ全開ののんリクエスト曲。
ここで宮本はいったん下手に下がり、ステージに登場したのは、大友と番組音楽制作に携わったSachiko Mに、SPビッグバンドの「じぇじぇガールズ」こと相川瞳、上原なな江。劇中のアイドルグループ・GMTのレパートリー「暦の上ではディセンバー」と「地元に帰ろう」を4人で振り付きでパフォーマンス。のんがキレッキレのアクションを披露すると、オーディエンスも曲に合わせてダンス。
歌モノコーナーの最後は、のんとSachiko Mのふたりで北三陸鉄道のお座敷列車で天野アキと足立ユイが歌った「潮騒のメモリー」。振り付けも完全再現し、ふたりが美しいハーモニーを聴かせると、集まった1800人も大喜び。ラストは冒頭にも演奏した「あまちゃん オープニングテーマ」のロングバージョンで客席は総立ちとなり、100分超にもおよんだ、あまちゃん10周年スペシャルコンサートを締めた。
コンサートはこの後、9月23日に番組の舞台となった岩手県・久慈市文化会館 アンバーホールで開催される。チケットは完売したが、公演の模様は生配信とアーカイブで視聴できる。配信は同日15時開始予定。配信期間は9月29日23時59分まで。
(TEXT:石角隆行)