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『パラサイト』ポン・ジュノ監督が見出した“新たなる才能”が監督デビュー! 『スリープ』6.28日本公開決定

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映画『スリープ』ポスタービジュアル
映画『スリープ』ポスタービジュアル(C)2023 SOLAIRE PARTNERS LLC & LOTTE ENTERTAINMENT & LEWIS PICTURES ALL Rights Reserved.

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イ・ソンギュン

チョン・ユミ

 第76回カンヌ国際映画祭批評家週間に選出された韓国映画『SLEEP(英題)』が、邦題を『スリープ』として6月28日より公開されることが決定。ビジュアルが解禁された。

【写真】イ・ソンギュンさん出演『パラサイト 半地下の家族』フォトギャラリー

 本作は、新鋭ユ・ジェソン監督が脚本も手掛けて贈るミステリー作。長編監督デビュー作にして、第76回カンヌ国際映画祭批評家週間に選出され、「ここ10年で観た中で最もユニークかつ恐ろしい映画。平凡な日常の空間で予測不可能な物語が繰り広げられる、スマートな監督デビュー作。ぜひスクリーンで味わってほしい」と、巨匠ポン・ジュノ監督も太鼓判を押している。

 出産を控え、幸せな結婚生活を送るヒョンス(イ・ソンギュンさん)とスジン(チョン・ユミ)。ある夜、隣で眠る夫ヒョンスが突然起き上がり「誰か入ってきた」と呟く。その呟きに呼応するように、家を覆い尽くす不穏な気配。翌朝、下の階に越してきた住人から「明け方の騒音が1週間も続いて、我慢できない」と相談をされるも、全く身に覚えがなかった。

 少しの違和感を抱きながらも、夜を迎えたその日から眠りにつく度に、ヒョンスは人が変わってしまったかのように奇行を繰り返す。頬を掻きむしる。生魚を丸呑みする。窓から身を乗り出す。その異常行動は日を追う毎にエスカレートしていく。得体の知れない“それ”に恐怖を感じ、怯えながら夜を過ごす夫婦は睡眠クリニックの受診を決意するが、スジンの母から超自然的な力に頼るべきだと、巫女から手に入れた御札を渡される。果たして“それ”は医学で克服できるものなのか、それとも―。

 夜が訪れる恐怖に怯える妻役を、『82年生まれ、キム・ジヨン』や『トガニ 幼き瞳の告発』でその確かな実力を披露してきたチョン・ユミが演じ、無意識の異常行動をきっかけに、眠ることに恐怖を抱く夫役を『パラサイト 半地下の家族』や『最後まで行く』のイ・ソンギュンさん(2023年12月死去)が務める。

 人間の三大欲求の1つ、睡眠。日常にある最も安静な時間だが、その一方で意識を失った無防備な状態でもあり、もっとも死に近い時間ともとれる。本作は、もしもその時間を得体の知れない“それ”に脅かされたら? という発想を基に、「予測不能」な驚きと「自身にも起こりうるかも知れない」という共感を観客へ提示する。

 この度解禁されたビジュアルは、チョン・ユミ演じるスジンとイ・ソンギュンさん演じるヒョンスが、ゴージャスなシーツの上に横たわっている姿が切り取られたもの。スジンが身を包む赤いドレスは、どこか不穏な気配を感じさせながらも、美しい印象的なデザイン。

 2人の間には「目覚めだす―」というキャッチコピーが添えられ、足元にある「幸せな生活を蝕む“それ”の正体とは 信頼が揺らぐコンフュージョン・スリラー」という言葉と合わせて、この夫婦に訪れる得体の知れない恐怖が一体何なのかを、想像させる仕上がりとなっている。

 なお今回、本作のムビチケ前売券(オンラインのみ)が4月5日より発売されることも決定した。

 映画『スリープ』は6月28日より全国公開。

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