ジャッキー・チェン、13年ぶり来日で“生歌唱” 酔拳も披露しファン歓声
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俳優のジャッキー・チェンが11日、都内で行われた映画『ライド・オン』ジャッキー・チェン来日舞台あいさつに、ラリー・ヤン監督、ジャッキーちゃんと共に出席。酔拳や生歌唱で会場を沸かせた。
【写真】酔拳ポーズ、ジャッキーちゃんとのご対面、主題歌生歌唱と超ご機嫌なジャッキー・チェン
“世界のアクションレジェンド”としてエンタテインメント界を牽引してきたジャッキーの50周年記念アクション超大作。ジャッキーの芸歴50年、そして70歳という節目の年に日本公開を迎えた本作は、これまで海外プロモーションを行ってこなかったが、日本愛に溢れるジャッキー本人たっての希望で特別に日本限定のプロモーションが実現した。
約13年ぶりの来日となるジャッキーは「皆さんこんばんは! お久しぶりです! 映画見た!? 好き!?」と日本語であいさつ。「ジャッキー!」と歓声の上がる会場に笑顔で手を振った。
本作で唯一の海外プロモーションに日本を選んだ理由を問われたジャッキーは「長年日本のファンの皆さんはずっと応援してサポートしてくれました。ついこの間、私の誕生日パーティーを、私はいないんですけど、わざわざ開いてくださいました」と日本のファンに感謝。これまでコロナ禍の影響で来日できなかったことを打ち明け、「コロナが終わって、今は“借金返済”をしている状況なんです(笑)。色んな映画の撮影をしなければならない。ストップなしで、コロナが終わって3年の間になんと5本の作品に出演しました。大変でした」と現状を明かした。
イベントの後半には、ジャッキー・チェンのものまねで知られるジャッキーちゃんが登場し、本人の目の前で「拳を痛がるジャッキー・チェン」のものまねを披露。コミカルに自身をまねたジャッキーちゃんに、ジャッキーは殴りかかるような素振りのジョークで笑いを誘った。
その後、自ら酔拳をジャッキーちゃんに生レクチャーしたジャッキー。観客から歓声が上がる中、ジャッキーは「多くの人にまねされるということはうれしい。僕の良いところをまねするのももちろんいいですし、僕の悪いところもまねしてほしい」と語り、ジャッキーちゃんに対しては「あなたはどちらかというと僕の悪いところのまねばかりしていますよね」と指摘して笑わせる。
その上で、ジャッキーちゃんに「これからもやっちゃっていい?」と聞かれた際には「どうぞ」と“公認”。ジャッキーちゃんは「やったー! OKもらいました」と歓喜していた。
終わりには報道陣向けに撮影の時間が設けられたが、バックグラウンドで流れる音楽に気分を良くしたジャッキーがマイクを持ち、本作の主題歌「青春故事」を突然生歌唱し始める場面も。観客の手拍子が自然発生し、上機嫌な様子のジャッキーは伸びやかな歌声を響かせ、自由な振る舞いで会場中を魅了した。
映画『ライド・オン』は公開中。