ハル・ベリー、息子の単独親権を求める 元夫が子供中心の子育てを拒否
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『チョコレート』や『ジョン・ウィック:パラベラム』などに出演するハル・ベリーが、10歳の息子メイシオに対する単独親権を求め、裁判所に申請した。元夫オリヴィエ・マルティネスが、「子ども中心の子育て、もしくはコミュニケーションを拒んだ」という。
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Peopleによると、現地時間8月16日にハルが米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の裁判所に、単独親権、もしくは代替案として息子の教育と健康、治療の必要性に関する決断を下す際に優先的な権限を与えるよう求めて、申請を行ったそうだ。
2015年に破局し、長い係争の末、昨年ついに離婚が成立したハルとオリヴィエだが、その際、息子の親権を共同で持ち、毎月ハルが元夫に対し、養育費として8000ドルを支払うこと、これに加え「200万ドルを超える収入の4.3%」を支払うことで合意していた。
しかし、今回提出された法廷文書によると、ハルは息子の学業面での困難と、これに付随した行動上の問題に関し、家庭教師と教育評価、そして息子のニーズに即した環境を求めるなど、対処するよう努力してきた。しかしオリヴィエは、「反対し、関心を示さず、何年もの間承認しなかった」。
「何年もの間あらゆる介入に被告が反対し、教育や精神的なウェルビーイングよりもサッカーの活動を優先させたため、メイシオの教育や行動面での困難が悪化し、学校で遅れを取り続けている」。特に、父親の観護の元で長期間過ごした後、メイシオはハルに対し「癇癪を起し」、元夫婦間のプライベートな口論を繰り返すと訴えているそうだ。
ハルの弁護士は申し立ての中で、オリヴィエが「メイシオを助けるために雇われた専門家を無視し、メイシオを助けるための戦略や介入を積極的に妨害している」。「親権を妨害し、申立人からの情報を隠蔽、メイシオの代理で一方的な決断を下し、メイシオを当事者間の争いに巻き込み、メイシオの学校からの助言に従うことを拒否した」と主張する。
「まとめると、被告は共同養育や子ども中心のコミュニケーション、子ども中心の決断を拒否しており、メイシオが必要な支援を受ける妨げとなっている。コミュニケーションを拒否し、同意を保留、決断を先送りにすることで、被告は当事者間に下された判決に反し、単独で意思決定を行っている」と訴えた。
なお同誌が5月に入手した法廷文書によると、2人は以前、息子を共同で育てるために、「2人の間の争いや衝突を解決」するためのコーチに面会することで同意していたが、その後の申し立てで、オリヴィエが「一方的に」コーチングセッションを打ち切ったと訴えていたそうだ。