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『アフター・ザ・クエイク』上海国際映画祭でワールドプレミア開催 岡田将生&鳴海唯&渡辺大知&佐藤浩市の場面写真解禁

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映画『アフター・ザ・クエイク』場面写真
映画『アフター・ザ・クエイク』場面写真(C)2025 Chiaroscuro / NHK / NHKエンタープライズ

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 4月に放送された村上春樹原作ドラマ『地震のあとで』(NHK総合)に新たなシーンを加え映画化した、岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市が主演する井上剛監督最新作『アフター・ザ・クエイク』が、第27回上海国際映画祭 Asia Now部門に正式出品されることが決定。併せて、場面写真が解禁された。

【写真】鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市演じる主人公の場面写真ギャラリー

 本作は、2000年に刊行された作家・村上春樹の短編集『神の子どもたちはみな踊る』(新潮文庫刊)に収録されている4つの短編をベースに、オリジナルの設定を交えて映像化したもの。1995年の阪神・淡路大震災以降、それぞれ別の時代・場所で孤独を抱える4人の人生が交錯し現代へつながる、喪失と回復の物語だ。4月に放送されたドラマ『地震のあとで』(NHK総合)と物語を共有しながらも、4人を結ぶ新たなシーンを加え、映画版としての編集で劇場公開となる。

 1995年、突然妻に別れを告げられた後、同僚の依頼を受け謎の“箱”を釧路へ運ぶ男・小村に岡田将生。2011年、浜辺で焚き火をする男との交流を通して自身を見つめていく家出少女・順子役に鳴海唯。2020年、熱心な信仰を持つ母親の元で「神の子ども」として育ったが、父親らしき男との出会いをきっかけにその存在に疑問を抱く青年・善也役を渡辺大知が演じる。

 そして2025年、佐藤浩市演じる地味な元銀行員・片桐の前に現れたのは、巨大な蛙の姿をしたかえるくん。「30年前、あなたと二人でみみずくんから東京を救いました。再び僕を助けてください」と告げられた片桐は戸惑いながらも、再びみみずくんを倒す戦いに挑む。

 日本での公開に先駆け、6月13日から中国で開催される第27回上海国際映画祭 Asia Now部門への正式出品が発表され、井上剛監督が上海へ飛び立つことが決定。

 1993年に創設された上海国際映画祭は、中国で唯一国際映画製作者連盟の公認を受けた映画祭として、映画文化の普及と発展を目的に毎年国内外の約500もの作品が上映されるアジア最大級の映画祭。アジアの優れた新作映画を特集するAsia Now部門は今年から新たに設立された部門である。

 これがワールドプレミアとなる映画祭への参加について井上監督からは「本映画祭への出品が叶い、この映画を共に悩みながら格闘し作ってきたキャスト・スタッフの喜ぶ顔が浮かびとても嬉しく思いました。世界的小説家・村上春樹さんの原作は、30年前の同時期に日本中を揺るがした大きな地震とテロ事件の<揺れのあと>を描いています。日本の地面は絶えず揺れるのです。その地面のうえで暮らすこの国の人びとが潜在的に抱える<恐れ>や<畏れ>はあまり知られていない。世界への入り口である本映画祭で感じ取ってもらえたら尚嬉しいです」とコメントを寄せた。上映後には井上監督によるQ&Aも実施される予定だ。

 併せて、30年間に点在する主人公4人の人生を切り取った場面写真も解禁。

 1995年、震災のニュースを見つめ続ける未名(橋本愛)の後ろに立ち尽くす小村(岡田将生)や、2011年、故郷・神戸から遠く離れた地で焚き火を続ける三宅(堤真一)と共に時を過ごす家出少女・順子(鳴海唯)。2020年、不在の父親の存在について疑問を抱いていた善也(渡辺大知)が、電車内で偶然自分の父親らしき男と出会うシーンなど、それぞれが抱く喪失感と向き合う姿が映し出されている。そして2025年、漫画喫茶で暮らす片桐(佐藤浩市)が、巨大なかえるの姿をした“かえるくん”と対峙するユーモラスな場面も公開。かえるくんとは一体何者なのか、4つの魂がどのように交わるのか―。不安定な今を生きる私たちの心を揺さぶる希望の物語に、期待が高まる。

 映画『アフター・ザ・クエイク』は、10月3日より全国公開。

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