阿部サダヲ×松たか子『しあわせな結婚』、指輪をモチーフにしたポスター解禁 劇伴は世武裕子が担当!
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■吉田ユニ(アートディレクター)
今回、この大石静さんのオリジナル作品のビジュアルを担当させていただけて、とても光栄です。
ティザーとメインビジュアルどちらも担当させていただきました。ティザーは、お2人のお顔をしっかり出しながらブーケを仮面に見立てて作っています。メインビジュアルは、部屋を俯瞰から見た視点で、椅子が倒れ、グラスが割れている不穏な空気感を出しながら指輪に見立てて表現しています。どちらも結婚を想起させるモチーフを使いながらミステリアスな雰囲気を出しました。
撮影する前のスタジオでは、お2人ともすごく明るく談笑していて飾らない気さくな雰囲気で、カメラの前では表情が一瞬でドラマの世界観になり、目力にとても引き込まれました。
タイトルだけだとまだまだ想像できない、奥が深くミステリアスな、そしてそこに見る人もどんどんはまっていってしまいそうなドラマだと思います。私自身もすでに楽しみです。
■世武裕子(シンガーソングライター・映画音楽作曲家)
しばらくドラマの音楽を書いていなかったので、最初は“映画であて書きばかりの私の音楽は通用するのだろうか?”と不安でした。全曲書き終えた今も通用しているのかはわかりませんが(笑)。でも、“パワフルでクリエイティブなチームに加われるならやってみたい”と、好奇心が勝って参加しました。制作はとっても楽しくて、お受けして大正解でした!
制作には、とにかく「世界観の一点突破!」で取り組みました(笑)。どこか少しおとぎ話のような登場人物たちは浮遊感があって、チャーミングで、夢のよう。同時に、明日街のどこかですれ違っても違和感がない気もする。そんな彼らそのもののような音楽を目指しました。
大石さんの脚本には、キャラクターの背景、ディテールがいろいろと書き込まれていて、ゼロから生み出す人の頭の中はどうなっているんだろう…と尊敬するばかりです。物語を書ける人って本当にすごいですよね。さらっと挑戦的なところがこの作品の魅力だと思います。どこにも属していないような距離感も面白いと思います。まだ第1話の映像を少し観ただけですが、そういう期待と、二人の行方が、楽しみでなりません。