「ジョン・ウィック」シリーズ初の女性主人公“復讐の女神”イヴとは? 独自の“戦い方”にも注目<『バレリーナ』解剖>
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本作でシリーズに新たな風を吹き込む主人公の名は、イヴ・マカロ。彼女は、ルスカ・ロマで幼少期から過酷な訓練を受けて育った殺し屋。だが、やがて自身の家族の過去に隠されたある秘密を知り、静かに燃やし続けてきた復讐の炎をついに解き放つのだ。
イヴを演じるのは、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で一躍ハリウッドの注目株となった、アナ・デ・アルマス。可憐なルックスとキレのあるアクションで魅せる彼女が、超人気シリーズ『ジョン・ウィック』の新たな主人公に大抜擢された。本作では、製作総指揮チャド・スタエルスキが率いるスタントスタジオ「87イレブン」での徹底的なトレーニングを経て、小柄な体格を活かした女性ならではのCQC(近接戦闘術)を確立し、バレエ仕込みのまるで舞っているかのようなアクションを華麗に体現している。
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物語は、幼い頃のイヴが目の前で父を失う残酷な光景から幕を開ける。この出来事を機に彼女の人生は一変。ウィンストンの紹介でルスカ・ロマに引き取られ、本格的な暗殺者としての教育を受けて一人前の殺し屋へと成長していく。だが、とある任務の中で父を殺した組織の手がかりを掴んだことをきっかけに、胸に秘めた復讐の炎が激しく燃え上がる。その組織は、ルスカ・ロマと不戦協定を結んでいる謎の暗殺教団。手を出すことは、すなわちルスカ・ロマを裏切ることを意味する。それでもなお、教団への復讐を誓うイヴが、禁忌の一線を越えようとしたその時、彼女の前に裏社会の誰もが恐れるあの伝説の殺し屋──ジョン・ウィックが現れるのだった。
果たして彼は敵か、それとも味方か? 最強の殺し屋と対峙したその瞬間、物語はさらに加速していく。

