「ジョン・ウィック」シリーズ初の女性主人公“復讐の女神”イヴとは? 独自の“戦い方”にも注目<『バレリーナ』解剖>
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イヴの戦い方は、「ジョン・ウィック」シリーズの中でも特に異彩を放つ。制作チームは、アナ・デ・アルマスの身のこなしと体格を活かし、彼女ならではの新鮮なアクションスタイルを構築。誰も見たことのないアクションを追求した。それは単なる肉弾戦ではなく、スケート靴をヌンチャクのように振り回したり、手りゅう弾や包丁、鍋を使い闘ったり、果ては火炎放射器vs放水ホースの究極矛盾(ほこたて)バトルなど、ありとあらゆる道具を即席の武器に変える創造的な戦闘スタイルだ。
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なかでも印象的なのは、男子訓練生との戦闘で苦戦するイヴに、教官ノギが「女らしく」戦うことを教えるシーン。教官ノギを演じたシャロン・ダンカン=ブルースターが、「強くて、かっこよくて、感情に正直な女性たちが登場する。これまで男性同士で描かれてきた関係性が、女性同士で描かれるのはとても新鮮だった」と熱く語っているように、これまでの「ジョン・ウィック」シリーズとは異なる、“女性ならでは”の感情と身体性が交差するアクションこそが、イヴの戦闘スタイルの要であり、本作の大きな魅力のひとつとなっている。
★見逃し厳禁! 同じ“復讐”の道を歩む者、ジョン・ウィックとの邂逅
イヴとジョン・ウィックは、ともにルスカ・ロマ出身という共通のルーツを持つ。ジョンとイヴが初めて出会ったのは、イヴがまだ訓練生だった頃のこと。賞金首となり、世界中の殺し屋から狙われている最中のジョン・ウィックが、予期せぬ訪問者として現れ、騒然となるルスカ・ロマで偶然顔を合わせた二人。イヴは、ジョンに向かってこう尋ねる。「あなたと同じことを始めるには?」。すると、ジョンは静かに「君はもう始めている」と答えるのだった。復讐の炎を心に秘めた二人の、この短い邂逅がすべての始まりとなった。そして、再び二人の道が交わるとき。ジョン・ウィックは導き手として、あるいは警鐘として、イヴにとって極めて重要な存在となっていく。
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イヴ・マカロという新たな主人公は、「ジョン・ウィック」シリーズにまったく新しい可能性をもたらした。本作の公開を皮切りに、シリーズはさらに拡張していく。すでに、ドニー・イェン演じる盲目の武人ケインを主人公にしたスピンオフ映画『CAINE』や、シリーズ第5作の製作、若き日のジョン・ウィックを描くアニメシリーズなどの展開が発表されており、さらにはラスベガスにジョン・ウィックの世界をテーマにした没入型アトラクションの導入が予定されている。
まさに、止まることを知らない「ジョン・ウィック」ワールドの超拡大。その最前線を走る『バレリーナ:The World of John Wick』、そして新たな主人公イヴの、激しくも美しい復讐の舞を、劇場で目撃したい!
映画『バレリーナ:The World of John Wick』は、8月22日より全国公開。
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