クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

『果てしなきスカーレット』“戦う”新場面カット解禁! 細田守監督がLAプレミアに登場

アニメ

映画『果てしなきスカーレット』新場面カット
映画『果てしなきスカーレット』新場面カット(C)2025 スタジオ地図

関連 :

芦田愛菜

岡田将生

細田守

 細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』より、刺客らに果敢に迫る“強い主人公・スカーレット”の新場面カットが解禁。さらに、監督が駆けつけた米・ハリウッドでのプレミア上映の様子や、キャラクターデザインを担当したジン・キムが描いたスカーレットのスケッチも公開された。

【写真】強い主人公・スカーレットの鬼気迫る新場面カットギャラリー

 本作のテーマは、“生きる”。「人は何のために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい。今、この大きなテーマを、観客と一緒に考えたい」という細田監督の想いから始まった本作は、主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、死者の国で再び、宿敵に復讐を果たそうとする物語だ。スカーレットの声を演じるのは、芦田愛菜。そして、芦田演じるスカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師・聖(ひじり)を岡田将生が演じる。

 このたび、宿敵であるクローディアスへ復讐を果たすため、戦い続ける主人公・スカーレットの戦闘シーンの新場面カットが到着。歯を食いしばり、激しい復讐の炎を目に宿したスカーレットが、今にも鞘から剣を抜いてこちらに迫ってくるかのような臨場感あふれるシーン、クローディアスが送りこんだ刺客をスカーレットが返り討ちにするシーン、自分よりも体格の大きな鎧をまとった兵士と刃を交え、互角に渡り合うシーンなど、スカーレットの圧倒的な戦闘能力を感じることが出来る場面カットとなっている。

 また、細田監督の“全く新しいアニメーション表現に挑戦したかった”という挑戦心から生み出され、本編の随所に散りばめられた迫力あるアクションシーンに、『バケモノの子』(15)ではモーションコーディネーターを、映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ(21、23、24)、フルCG映画『バイオハザード』シリーズ(08、12、17)などでアクション監督を務めた園村健介がスタントコーディネーターとして参加。

 さらに、映画『キングダム』『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』にスタントで参加し、映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズにて主演を務めた伊澤彩織が、スカーレットのスタントアクターとして参加していることが明らかとなった。

 そのほか、日本映画界のアクションシーンを牽引するスタッフたちが今作に参加し、スカーレットの戦いに力を添え、細田監督作品史上最も激しいアクションシーンが誕生した。

 細田監督は、10月17~19日に米・ロサンゼルスで開催された「Animation is Film Festival」への招待を受け、ニューヨーク映画祭帰国直後に再び米・ロサンゼルスへ。

 現地時間10月17日19時、米アカデミー賞授賞式の会場としても名高い、ハリウッドの中心地・チャイニーズ・シアターにて本作のプレミア上映が実施された。これまでヴェネチア・トロント・ニューヨークと3都市にて実施されたプレミア上映と同様、ロサンゼルスにも多くの海外メディアやファンが詰めかけ、世界中のファンが細田監督の最新作を心待ちにしていたことがうかがえた。

 この上映会には、前作『竜とそばかすの姫』に続き、本作のスカーレットと聖のキャラクターデザインを担当したジン・キムが参加し、本作を初鑑賞。予告映像で、自分のデザインしたキャラクターが動いているのを見たときには、本当に素晴らしい気分でしたと語っていたジン・キムに上映後、本作の感想を聞くと、「細田監督の過去作を観ていると期待値は高くなりますが、監督はその期待を裏切りませんでした。予想していたよりもはるかに細部までこだわって作られていて、キャラクターらも生き生きと描かれていて…。まさしく“魔法”のようでした!」と興奮冷めやらぬ様子で絶賛。

 上映後の質疑応答を終えた細田監督がジン・キムの元に駆けつけ、ようやく2人が対面した際には、ガッチリと熱い握手を交わし、「やっと会えました。ジンさんのまるで生きているような(キャラクターの)スケッチデザインからたくさんのことを教えてもらいました。本当にありがとうございます!」と細田監督。日米のトップクリエイター2人が再会の喜びと感謝の意を表した。

 ジン・キムは「監督からストーリーを聞いた時、彼女(スカーレット)から痛みや苦悩、悲しみを感じました。そういった深い感情を絵で表現したいと思い、悲しい表情の絵を多く書いたんです」と、前作の『竜とそばかすの姫』のベルからは大きく異なる、悲しみを押し殺して必死に敵に立ち向かう“復讐に燃える強い主人公”スカーレットのキャラクターデザイン誕生の経緯を明かした。

 そんなジン・キムが描いた、さまざまな表情を浮かべるスカーレットの貴重なキャラクターデザインも解禁された。

 なお、11月21日~12月21日まで、SHIBUYA TSUTAYA 地下1階にて『果てしなきスカーレット』公開記念「細田守監督作品と思考実験展」が開催。クリエイティブ集団NO MOREが制作、5月に初開催にしてSNSを中心に話題となり、チケットが完売した「思考実験展」と、「細田守監督作品」とのコラボレーション企画が実現する。

 『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』、『未来のミライ』、『竜とそばかすの姫』そして最新作『果てしなきスカーレット』の世界を感じられる空間が『バケモノの子』の舞台ともなった“渋谷”のド真ん中「SHIBUYA TSUTAYA」に登場。

 本イベントの参加者は、案内人に導かれ、作品の世界を体感・思考しながら会場を進んでいく。細田監督の作品では、大切なものや人のために戦う人たちの決断が、彼らの運命を変えてきたが、本イベントでは各作品の名シーンを題材に“思考実験”を展開。「もしもあの映画の、あのシーンに直面したら、あなたはどんな選択をしますか?」―さまざまな選択を重ね、体験の最後には思考実験結果が渡される。この新感覚の没入体験型展示会では、オリジナルグッズも複数販売される。

 映画『果てしなきスカーレット』は、11月21日公開。

この記事の写真を見る

関連情報

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る