蒼井優、7年ぶりの山田洋次作品に感慨 撮影終了が寂しくて「来年あたりセルフリメイクしたいです」

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女優の蒼井優が20日、都内で行われた映画『TOKYOタクシー』タクシーセレモニー&完成披露試写会に、共演の木村拓哉、倍賞千恵子、迫田孝也、優香、中島瑠菜、蒼井優、山田洋次監督と共に出席。7年ぶりの山田組に参加した感想を明かした。
【写真】同役を演じた倍賞千恵子とイベントに登場した蒼井優
山田監督の91本目の作品となる本作は、フランス映画『パリタクシー』を原作に、昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市<東京>を舞台に、人生の喜びをうたいあげるヒューマンドラマ。タクシー運転手の宇佐美浩二を木村が、85歳の高野すみれを倍賞が演じる。蒼井はすみれの若き日を演じた。
今回が7年ぶりの山田組への参加となる蒼井は「今まではどうしても緊張の方が前に来てしまって『これでよかったんだろうか』みたいな、自分の中で1個殻を破り切れてるかどうかみたいなことをよく考えていました。今回はもう先輩方の胸を借りて、とにかく楽しんでやりたいという目標が自分の中であったので、とにかく楽しんでいました」と回想。続けて「そしたら終わるのが本当に寂しくて、来年あたりセルフリメイクしたいです。このメンバーで(笑)」と笑い「本当に素敵なチームに参加させていただけて、こんなに幸せなことはないなと思いました。ありがとうございました」とかみしめた。
蒼井との共演について倍賞は「いつもあまり一緒にお芝居をする側にいないんですよ。一緒の作品なんですけども、別で。今度一緒だというので、『わあ、やっと一緒にお芝居できるんだ!』と思ってたら会わなかったんですよね」とコメント。その上で「(蒼井が)若いときをしっかり演じてらして、安心して歳を取れました」と笑った。蒼井は「私は過去パートをやらせていただいたんですけれども、私がどう演じてもその先に倍賞さんが待っていてくださるという安心感があったので、思いきり演じることができました」と話していた。
映画『TOKYOタクシー』は、11月21日より全国公開。