『四月の余白』一ノ瀬ワタル、上阪隼人、夏帆――それぞれの複雑な心情捉えた予告&場面写真解禁
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一ノ瀬ワタルが主演する吉田恵輔監督の最新作『四月の余白』より、本予告編と新場面写真7点が解禁された。
【動画】『四月の余白』悲痛な叫びや更生への強い信念、湧き上がる感情…複雑な心情を捉えた本予告
本作は、吉田監督自身が多感な時期に出会った非行少年や彼らを取り巻くコミュニティーをモデルに、人の痛みも常識も理解できない少年たちと、そんな子どもたちに本気でぶつかりながらも彼らに寄り添う大人の生々しいもがきを描く。
元半グレで元受刑者の過去を背負う西健吾は、海の見える地方都市で全寮制更生施設「みらいの里」を運営している。実体験を糧に道を踏み外しかけた子供たちに体当たりで向き合うが、体罰も辞さない更生方針は教育関係者から批判されていた。
ある時、中学教師の冬子から手に負えない生徒の海斗と、鑑別所帰りの悠について相談を受ける。2人に会った西は、一瞬で海斗の狂気を見抜いた。激しい家庭内暴力に疲れた海斗の母・綾子も息子を「みらいの里」に託すと決意するが、海斗は施設でも寮生とトラブルを起こして脱走。さらには傷害事件で逮捕されてしまった。
一方西は、海斗の父から責め立てられた。若い頃、西にリンチされ、左脚に障害が残ったというのだ。記憶のない過去と向き合う西にできる贖罪は、海斗を更生させることだけ。「ひとは変われる」と信じて新たな取り組みに踏み出すが――。
本予告編は、左目に大きなアザを負った澤綾子(占部房子)が「あの子、普通じゃないんです」と息子・澤海斗(上阪隼人)の言動への諦念をにじませる場面から幕を開ける。
笑いながら花火を同級生に向けて放ち続け、コンクリートの塊で不良少年の足を叩き潰すなど、常軌を逸した暴力を繰り返す海斗。更生施設「みらいの里」の寮長・西健吾(一ノ瀬ワタル)が語る「変われない子はいないと思います」という言葉もむなしく、入寮後も寮生の生島詩(山崎七海)を崖から蹴り落とし、命の危険に晒すという大きな事件を起こしてしまう。
留置場の面会に訪れた担任・草野冬子(夏帆)に叱責されるが、「人が痛くても俺はちっとも痛くないんだけど」と言い放つ海斗。反省の色を微塵も見せない態度に冬子は「はぁ?」と呆然。さらに、海斗の胸ぐらを掴んで必死に問いただす冬子の姿や、かつて半グレだった西に「あんた俺の足潰したんですよ」と詰め寄る海斗の父(篠原篤)など、緊迫したシーンが次々と映し出されていく。
理由なき暴力を繰り返す少年に向き合う大人たち、加害者と同じ寮で生きることを強いられる寮生たち、そして抑えられない暴力衝動を抱える少年自身――それぞれの悲痛の叫びが交錯し、絶望と希望の狭間をさまよう、胸をえぐるような予告編となっている。
映画『四月の余白』は、6月26日より全国公開。
※吉田恵輔監督の「吉」は「つちよし」が正式表記。山崎七海の「崎」は「たつさき」が正式表記。

