竜星涼、『VIVANT』拷問シーンは“最高の記憶”「こういうのをやりたかった」
――タイの大富豪、チョッキー・テーパーニット(OHM)とのシーンでは、タイ語のセリフもありました。苦労したことは?
日本語ではない言語で、“芝居として話す”のは本当に難しかったです。自分のセリフを覚えていても、ネイティブの方が話すとスピードもイントネーションも違うので、「今、どこまでセリフを話したんだろう?」「もう自分の番かな?」と詰まることもあって。リハーサルで一つずつ確認しながら撮影していました。
さらに難しかったのが、言葉と感情をどう結びつけるかということです。日本語で芝居をする時は、相手のある言葉をきっかけに感情が動いて、その気持ちを受けて次のセリフが出てくるんです。でも、タイ語は日本語と語順が違うので、日本語の感覚で捉えている感情の流れと、実際に口にするタイ語の言葉の順番がうまく重ならない。そのズレに最初はかなり戸惑いました。
いろいろ試した結果、最終的には「日本語訳を軸に考えよう」と決めました。視聴者の方もセリフを日本語字幕で読むと思うので、日本語のセリフとしてどう感情が動くのかを大切に、実際に口にする言葉だけをタイ語にする。そう考えるようになってから、芝居を組み立てやすくなりました。
――OHMさんとの共演はいかがでしたか?
チョッキーは本当に愛くるしくて、ドラマの枠を超えて愛されるキャラクターになるんじゃないかなと思います。OHMさん自身もすごく自由で、イマジネーションが豊かな方です。その瞬間に求められているものを感じ取って、瞬時に正解を出していくセンスがあるんです。
十分にコミュニケーションを取ることが難しい状況でも、相手やスタッフが求めていることをジェスチャーなどから感じ取って体現できる。それを見て「すごいな」と思いましたし、とても素晴らしい方でした。
■新庄に訪れる大きな転機「ぜひリアルタイムで」
――第14話を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
明らかになった裏切り者の正体を受けて、第2シーズンの物語はここからさらに大きく動いていきます。これまでの話をあらためて見返していただくと、「ここにつながっていたんだ」と新しく気づけることもあると思うので、第14話に向けてぜひ振り返っていただけたらうれしいです。
第14話は、僕が演じる新庄にとっても『VIVANT』にとっても集大成ともいえる回になっています。ここまで新庄が何を考え、どんな思いで行動してきたのか。その先に何が待っているのかも含めて、ぜひリアルタイムでテレビの前で見届けてください。
新庄が貫いてきた正義は、彼をどこへ導くのか。さまざまな思惑が交錯し、物語が再び大きく動き始める第14話。その選択がもたらすものは?
日曜劇場『VIVANT』第2シーズンは、TBS系にて毎週日曜21時放送。
