犯人役が多い風間俊介、実母から「そんな風に育てた覚えは無い」

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テレビ東京開局50周年特別企画ドラマスペシャル『刑事』の完成披露試写&記者会見が5日、都内にて行われ主演を務める高橋克典と風間俊介が登壇した。
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二人の共演は初めてで、高橋は風間について「ほんとに器用で、こんなに出来るのかって。今回も現代の若者を怪演していて、こっちの芝居はいらないくらい。逆に風間くんに引っ張ってもらった」と風間の演技力の高さを褒めちぎった。
ドラマは、1995年にNHKが高倉健主演で放送した、早坂暁のオリジナル脚本「刑事 蛇に横切られる」を原案に、現代の世情を反映した新たなストーリー。妻を犯人に目の前で殺害されるという過酷な人生を送りながらも、誇りと信念を持って生きる刑事・秋庭実役を務める高橋は、高倉健が演じた役ということで、「重責を背負いながら苦労しながら演じた。しんどかったが力強いドラマになっている」と苦労を吐露したものの気合十分。俳優として円熟味を増している高橋はまさにはまり役といえる。
一方、事件の鍵を握る自称フリーターの男・永井清役を務める風間は「骨太で心にズシンとくる作品に出演できて嬉しい」と笑顔を見せ、「周りがみんな凄い方ばかりで、『将来こういう風になっていけたら…』と思いながら共演させていただきました」と力強く語り、作品に手ごたえを感じている様子。高橋については「作中、手をグッと掴まれるシーンがあって、心を掴まれたような感覚でドキドキした。凄いなって」と振り返る。また、演技力の高さをかわれてか犯人役の多い風間は「なぜだろうと」首をかしげ、母親からも「そんな風に育てた覚えは無い」と言われていると語り、笑いを誘った。さらに、「結婚してからは仕事が増えて…好感度がアップしたのかなと思ってます」と公私共に充実していることも明かしていた。
共演者には西村和彦、柴俊夫、大地康雄、草刈民代など個性派俳優がずらり。撮影期間12日という過酷なスケジュールにもかかわらず、集中して演じたという実力派俳優二人のガチンコ対決は話題を呼びそうだ。
テレビ東京開局50周年特別企画ドラマスペシャル『刑事』は3月26日21時より放送。