ゆるすぎて気になるELT持田香織の意外な才能

関連 :
Every Little Thing(以下、ELT)のメインヴォーカル・持田香織が手がけたスタンプがなにやらすごいらしい。デビュー17周年を向かえたELTは、現在、全国にライブツアー「Every Little Thing Concert Tour2014~FUN‐FARE~」を行脚中。そのライブ会場で、持田が描いたご当地キャラクターのスタンプの画風がなんとも表現し難いと、ゆる~く話題になっている。
【関連】ELTもっちーが描いたスタンプを見る<写真拡大>
話題になっているスタンプの正体とは、今回のツアーで訪れる全国34会場の名産物などを、持田香織こと、もっちーがイラストにしたもの。それぞれの土地柄からインスピレーションを受けて誕生したものだとか。例えば、東京の場合。イメージしたのは“江戸前寿司”。そのスタンプには、巨大な寿司をちょんまげのように見立てたシュールな江戸っ子のような姿が。沖縄県のイメージは、“シーサー”。魔よけの獅子だという本来の役割をまったく感じさせないかわいらしい仕上がりに。長野県をイメージした“ニホンカモシカ”に至っては、文字情報があってようやく理解できたという感が否めない。ゆる過ぎる。そんな言葉がぴったりなイラストなのだ。
もっちーの意外な才能が世の中に明るみになったのは、「ファンにもっと楽しんでほしい」という彼女の粋な計らいから。「今回のコンサートは半年間に渡り、 全34公演の長旅なんです。コンサートを見に来てくださるファンの方々にも、”旅情感”を味わってもらえたらいいなと考え、ツアーを数珠つなぎで紹介する企画」の一環だと、教えてくれたのは、ELT関係者。
実は、以前にも自らデザインした脱力系キャラクター”NIU”が、オフィシャルグッズ化される実績があるなど、描画力に定評があったそう。「それにしてもこのスタンプラリー絵柄は、とかくゆる過ぎますよね(笑)。ゆるい才能、という新しいジャンルを、みせつけられました」と関係者の予想を上回る出来栄えだったようだ。
さらに、もっちーには、これ以外にも意外な一面があるそう。「実はダンスがキレキレでかなりうまい! 今回のツアーでは、実際に振り付け曲『BFF』はヘッドセットマイクを付けて、ダンスを披露しています。いつものアンニュイな雰囲気を持つ本人からは想像つかない、キレキレダンスにびっくりするかもしれないですね」(同)
ダンスナンバーを得意とするアーティストを数多く抱えるレコードレーベル「エイベックス」所属というところなのか。多彩な才能を観にコンサートへ行きたいが、行けない人のために、イラスト展をカフェなどで、ゆるく開催してほしいものだ。(取材・文:小竹亜紀)