なぜ愛されるのか? カピバラさん10周年、誕生秘話と人気のワケ

やわらかなフォルムと、ぼーっとした表情が見るものを癒すカピバラさん。ふなっしーとのコラボやご当地限定商品など、商品発売の度に話題を呼ぶこの和み系キャラクターが今年で10周年を迎える。そこで、関連グッズを展開する株式会社バンダイの商品担当者に、カピバラさん誕生の裏側とその人気のワケを聞いた。
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2005年に誕生したカピバラさんは、どんな時でものんびり、マイペースなところが魅力のキャラクター。そもそもの誕生から「女性市場を開拓すべく、かわいくて癒しを与えてくれる新キャラクター」という狙いがあったと、バンダイの担当者は話す。
「あるデザイナーがネタ出しをしている時に、動物園で見たカピバラを思い出し、ふとネタ帳にイラストをラクガキしました。そして、提案発表当日に、そのラクガキのカピバラを見つけた他のメンバーが『かわいい!』と大盛り上がり。結果、なんとラクガキだったカピバラのイラストが選考会を通過し、今に至ります」。
そんな偶然とも言える誕生から3年後、カピバラさんはクレーンゲームの景品として人気に火がつく。現在、40アイテムが揃う中、なんといっても一番人気はぬいぐるみだ。「一番最初に発売された『もふっとカピバラさん』は定番人気のグッズで、今では13cmの手のひらサイズから、85cmの等身大サイズまで6サイズ展開しています。また、今年の正月に向け発売された『カピバラさん 干支ひつじぬいぐるみ』も大変ご好評いただいています」。