自然災害の恐怖を描く!映画『THE WAVE/ザ・ウェイブ』日本公開

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第88回アカデミー賞、外国語映画賞部門のノルウェー代表に選出された映画『THE WAVE/ザ・ウェイブ』が、6月より日本で公開される。北欧のフィヨルド地帯でいつ起きてもおかしくない岩山崩落によるディザスター(巨大津波)をテーマに描かれた作品だ。
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舞台は、世界遺産にも認定されているノルウェー・ガイランゲルフィヨルド。標高1000m級の切り立った断崖絶壁が両岸に迫る渓谷が続く世界的絶景スポットだが、実は、最近100年間で山崩れによる大津波が2回も起きるなど、自然の脅威にさらされたエリアでもある。
この地を舞台に鮮烈なディザスター映画を撮ったのはローアル・ユートハウグ監督。科学的検証を背景に、岩山崩落で発生する海抜80mにも達する巨大津波シーンは、大自然が全てを飲み尽くす様をリアルに描いている。
しかし、極限状況下に陥りながらも、愛する家族を守り、災害に立ち向かう人間の強さを見事に描き出し、“感動のディザスター・パニック”と絶賛され、本国ノルウェーで2015年に大ヒット。世界中の映画祭からも招待され、第88回アカデミー賞、外国語映画賞部門のノルウェー代表にも選出された。
そして、本作が注目されたことにより、ロアール監督は、『トゥームレイダー』リブート版の監督にも決定。主演のクリストファー・ジョーナーも、アカデミー賞3部門受賞作『レヴェナント:蘇えりし者』に出演するなどハリウッド注目の俳優だ。
広大な山々に囲まれた大自然豊かな世界屈指の景勝地、ノルウェー・ガイランゲルフィヨルド。一方、過去に山崩れの大災害が起きた危険な一面もある。地質学者のクリスチャン(クリストファー・ジョーナー)は、長年この地で地質研究に取り組んでいた。しかし、家族の将来を考え、家族とともに都市部へ引っ越すことを決めていた。
引っ越し前日。クリスチャンは、愛する娘と住み慣れた我が家での時間を過ごしていたが、突然、自然の異変を察知する。とっさに大規模な岩山崩落の前兆だと確信するクリスチャン。そして彼の不安は的中してしまう。ガイランゲルの町に響き渡る緊急避難警報。大津波が到達するまでの時間はわずか10分。二人の運命は…。
映画『THE WAVE/ザ・ウェイブ』は、6月25日よりヒューマントラストシネマ渋谷、7月30日よりシネ・リーブル梅田ほか、全国順次ロードショー。