アントン・イェルチン事故死、乗っていた車はリコール対象か

現地時間19日、自宅の私道で自身の車と門の間に挟まれて死亡した俳優アントン・イェルチン。彼の訃報に対する衝撃が止まない中、彼が乗っていた車2015年式ジープ・グランドチェロキーがリコールの対象だった可能性があるという。Us WeeklyやThe Wrapなどの海外メディアが伝えた。
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アントンはロサンゼルス郊外スタジオシティの自宅で、車と門の間に挟まれて死亡しているのを知人によって発見された。門へと続くアントンの家の私道は勾配の激しい坂道になっているとのこと。事故現場の状況からアントンは何らかの理由により車を降り、坂道を下ってきた車に押し潰されたと見られている。
The Wrapによると、特定の2014~2015年式グランドチェロキーが去る4月、ギアが「パーキング」の状態になっているにもかかわらず勝手に動き出すという報告が寄せられていたため、製造元のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)により自主回収(リコール)対象になったという。アントンの愛車が実際に該当車か否かは明らかになっていない。
FCAは事故の原因を「推測するのは時期尚早」としながらも、「イェルチンさんのご家族と友人達に心よりお悔やみ申し上げます」とコメントを出したそうだ。同社は独自の調査結果として、4月12日(現地時間)の時点で同問題に関係する可能性のある衝突事故212件、対物事故308件、負傷41件を認識したが、不具合があったという証拠は無かったとしているという。