父親役の妻夫木聡、共演子役から「ダメおやじ」ときびしいツッコミ

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俳優の妻夫木聡と子役の豊嶋花が26日、NHK夏休みドラマ『キッドナップ・ツアー』の試写会に登壇した。本格的な父親役は初めてだという妻夫木は「子どもを持ったことがないので想像つかない部分があったのですが、監督から『あまり意識せずにやってほしい』と言われ、すんなりとできました」と切り出し、「さっき、久しぶりに会った花ちゃんに『大人っぽくなったね』と話したら、髪を切ったことに気付かずに『ダメおやじだなあ』と突っ込まれてしまった」と照れ笑いを浮かべていた。
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本作は人気作家・角田光代による小説のドラマ化。ある夏、一人の女の子・ハル(豊嶋)と離れて暮らす父親(妻夫木)が旅をする。さまざまな人に出会い、それまで気付かなかったお互いのことを知り成長していく2人の姿を描く。妻夫木は父親・タカシを演じる。
豊嶋は「お父さん役をなかなか教えてくれなくて、台本を読んだときの私のイメージはお笑い芸人の方か個性派の面白い俳優さんかと思っていました。妻夫木さんと聞いた時に『ちょっと素敵すぎるんじゃないか』と思いました」と述懐し、「でも、撮影が始まると妻夫木さんはダサくて情けないタカシになっていたので感動しました」と妻夫木を絶賛。妻夫木は丁重に「ありがとうございます」と頭を下げていた。
また、報道陣から“印象に残ったシーン”について聞かれた豊嶋は「2人で海の上に浮くシーンがありました。すごい冷たかった。私が『寒い』って言っていると、妻夫木さんが『ハルちゃん、やれる子元気な子』って言ってくれたのが面白かったです」と笑いを誘いつつ、「それで何とか乗り切れたのが思い出深いです」振り返っていた。
当日は原作者の角田も登壇した。夏休みドラマ『キッドナップ・ツアー』は総合テレビにて8月2日19時30分スタート。