マンション内で空気汚染!? 咳き込む人続出で緊急避難も原因は唐辛子だった

空気汚染との通報で、ニューヨーク州ロチェスターにあるマンションに危険物処理班が駆け付けた。海外メディアUPIによると、通報があったのは月曜の10時20分頃で。異臭により人々が咳き込み、呼吸困難に陥っていたという。そして到着した処理班が特定した原因は、非常に身近な食材だった。
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原因は唐辛子だ。電子レンジで温めたことにより、辛み成分のカプサイシンが空中に飛散し、唐辛子成分を利用した催涙スプレーと同じ作用をしたのだ。
「目に唐辛子が入ってしまったことがある人なら、そのつらさが理解できると思います」とロチェスター消防署のダナ・シェスリンスキは語る。「どの種の唐辛子だったのかはわかりませんが、廊下にいる人に影響を与えられる十分な辛さだったようです」と続けた。
専門家によると、医療的な処置は特に必要なく、住人は午後にはマンション内に戻ることが許可されたという。