柴咲コウ、直木賞作家書き下ろしの新作ドラマに主演!孤独と屈託を抱えた新人刑事役

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柴咲コウを主演に迎え、直木賞作家の桜木紫乃の書下ろしによる朝日放送の創立65周年記念スペシャルドラマ『氷の轍』が放送されることが決定した。同作はテレビ放送と書籍出版が連動したメディアミックスを展開する。
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物語の舞台は、冬の北海道・釧路。殺人事件を扱う捜査一課の刑事としてまだ駆け出しの大門真由が、年老いた二体の男性の遺体を発見、二つの事件を捜索する中で、その接点とともに1960年代の青森で起きた出来事が暴かれる様を描く。
キャストには、屈託と孤独を併せ持つ、新人刑事の大門真由を柴咲が演じる。その真由を導く頼れる先輩刑事を沢村一樹、事件の舞台となる釧路で有名な水産加工会社を経営する女社長に余貴美子、真由と冬のスケートリンクで顔を合わせる独り身の女性に宮本信子がそれぞれ扮する。また、余命宣告を受けた身で刑事としての魂を娘に託そうとする真由の父に塩見三省、さらには嶋田久作、品川徹、根岸季衣、岸部一徳、といった芝居巧者が脇を固めている。
撮影は冬の釧路でおよそ20日間にわたって行われ、キャストとスタッフが文字通り寒さに閉ざされた釧路に缶詰め状態で実施。柴咲自身も、演じる大門真由と向き合う中で「自分も孤独でならなければならい」と感じ「自分をがんじがらめにさせようとした」と語るほど、ひたすらに自分を役へと追い込んだという。
今回の台本を読んだ際に柴咲は「『人間ドラマだ!』というのが第一印象。“屈託”というキーワードが出てきますが、私は自分自身や自分の周りにおいても、他の人には分かり得ない思いや悩みを抱えているのが人間社会だと思いますが、このドラマでは、そこが濃く描かれていると感じました」とその印象を語る。
また2度目の共演となる沢村には「以前と変わらず気さくで、いろんなおしゃべりをしながらリラックさせてくださいました」とコメント、初共演となる宮本に対しては「すばらしい俳優さんだと思っていましたので、共演が叶ってとてもうれしかったです」と共演の感想を語っている。
ドラマ『氷の轍』は11月5日ABC・テレビ朝日系列にて21時~23時06分放送。