SF映画の名作『メトロポリス』、ミニシリーズ企画が始動

サイレント映画時代のSF映画の古典『メトロポリス』が、エミー賞やゴールデン・グローブ賞を賑わせたサスペンスドラマ『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』を手がけるサム・エスメイルによってテレビドラマ化の日の目を見そうだ。ユニバーサル・ケーブル・プロダクションズ(UCP)のもと、ミニシリーズ企画が進められているという。The Hollywood Reporterが伝えた。
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科学や技術の発展により超格差社会が生まれた2026年の未来が舞台となったフリッツ・ラング監督の1920年代作『メトロポリス』。ミニシリーズは映画と同様に、富裕層の実業家達が高層タワーの上層から都市を支配する一方で、地下に追いやられた貧困層の労働者達が電力を供給するため働き詰めの毎日を送るという設定に。そんな中、階級社会の壁に阻まれた不運な恋人同士が、危険を承知で体制を打倒するために奔走する姿を描くという。
UCPは『メトロポリス』ドラマ化についてコメントを控えたとのことだが、情報筋の話ではUCPは1話につき1000万ドル(約11億円)の予算を準備しているという。
企画はまだ初期段階で、エスメイルの役割は現在、交渉中とのことで不明。エスメイルは『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』を4~5シーズンで終了する計画でいるとのことで、UCP側はその時期に合うような形でミニシリーズ化の実現を2~3年後を目処にしているらしい。