たけし、『ゴースト・イン・ザ・シェル 』は「実写化初の成功作品になる」出来に自信
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ハリウッド映画『ゴースト・イン・ザ・シェル 』の来日記者会見が16日、都内で行われ、少佐役のスカーレット・ヨハンソン、荒巻役のビートたけし、バトー役のピルー・アスベック、オウレイ博士役のジュリエット・ビノシュ、そしてメガホンをとったルパート・サンダース監督が出席した。
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本作は、士郎正宗のコミックを押井守監督が映画化したSFアニメ『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を、『スノーホワイト』のルパート・サンダース監督が実写映画化。近未来を舞台に、脳以外のすべてが義体の少佐(スカーレット・ヨハンソン)が指揮をとる捜査組織公安9課が、世界を脅かすサイバーテロリストたちを阻止するために活躍する姿を描く。
日本発の人気マンガ・アニメの実写化ということにヨハンソンは「長い旅でしたが、本作を最初にお披露目するのは東京であることがふさわしい」と語ると「最初にアニメを拝見させていただいたときには、実写化のイメージが見えてこず、気持ちが怯んだ部分もありましたが、サンダース監督と長い時間会話をして世界観の共有をしました。世界中で愛されている作品に出演することは光栄であることと共に責任を感じますが、キャラクターの成長と共に自分も成長できました。とても大きな経験ができた作品です」とすがすがしい表情で語っていた。
そんなヨハンソンの取り組みに、たけしは「大きなバジェットの映画に出られたことは、自分にとって大きな経験でした。役者をやるとき、どう振る舞ったらいいかスカーレットさんに教えていただいた。素晴らしい人です」と絶賛。
さらにたけしは「人気のコミックやアニメの実写化は文句を言われることが多いけれど、原作に忠実であり、しっかりと新しいものが入っている。アニメ・コミックの実写映画で、最初の成功作品になるのではないか」と出来に太鼓判を押すと「唯一の失敗は、荒巻なんじゃないかな」と自虐コメントで会場を笑わせていた。
サンダース監督は「この作品は世界中にファンが多く、しかも士郎さんや押井さんに恥じないような作品を作らなければいけないというのは、すごいプレッシャーではありましたが、私はそういう状況に置かれることが嫌いではないのです、想像力を全開にして、やりつくす気持ちで作品に臨みました。一人でも多くの人に観ていただきたいです」と作品をアピールしていた。
映画『ゴースト・イン・ザ・シェル 』は4月7日より全国公開。