『おんな城主 直虎』、「井伊を背負って立つべき」の声に次郎はついに“井伊直虎”に

関連 :
遠江国の井伊家当主の一人娘として生まれた井伊直虎(次郎法師)の激動の人生を描くNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。前回の第11話「さらば愛しき人よ」では、瀬名(菜々緒)を救おうと取りすがる次郎法師(柴咲コウ)の元に、松平元康(阿部サダヲ)からの使者が到着し、元康は“人質交換”という奇策で瀬名の命を救う。
【関連】『おんな城主 直虎』第12話「おんな城主 直虎」フォトギャラリー
ある日次郎のもとに、元康からの御礼の品が届く。直親(三浦春馬)は今川家と手を切り、元康と手を組むことを決意。元康との密会を果たす直親だったが、それは今川が仕掛けた罠だった。
今川から井伊が松平と内通している証拠を突きつけられた政次(高橋一生)はその事実を認めてしまう。今川から呼び出しを受けた直親を救おうと、次郎は瀬名を頼るが拒否されてしまう。次郎は直親と二人になり、心に溜め込んでいたお互いの思いを明かし抱擁する。「戻ったら一緒になってくれ」という直親に、次郎は「待っておるからな。どんな卑怯な手を使っても戻ってくるのじゃ」と送り出す。
26日放送の第12話では、今川からの呼び出しに応じ、駿府へ向かった直親たち一行は、次郎法師の必死の祈りもむなしく、道中の掛川城下で今川勢に取り囲まれる。しの(貫地谷しほり)は、こんな事態を引き起こしたのは次郎法師だと責めたてる。
今川から嫡男・虎松の命も差し出すようにと命じられた井伊家。新野左馬助(苅谷俊介)は虎松の助命を願うため、駿府へ向かうが、引き換えに思いもよらぬことを仰せつかる…。
井伊の跡を継ぐべき男子が次々と失われていくなか、おとわが出家する際に与えた「次郎」という名前の意味を改めて語る南渓和尚(小林薫)。「次郎」の名は井伊の家督を継ぐ者の名で、父の直盛(杉本哲太)も次郎だった。つまり、次郎法師こそ井伊を背負って立つべきだと言う。「女子でこそあれ、次郎の器」と見極めた南渓和尚だが、果たして次郎は…。
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』第12話「おんな城主 直虎」はNHK BSプレミアムにて3月26日(日)18時、総合テレビにて20時放送。