シルヴェスター・スタローン、契約不履行で米ワーナー・ブラザースを提訴か

映画『ロッキー』シリーズや『エクスペンダブルズ』シリーズの大物俳優シルヴェスター・スタローンが、1993年の主演作『デモリションマン』を巡り、米ワーナー・ブラザース・エンターテインメントを詐欺と契約不履行で提訴したという。The WrapやThe Hollywood Reporterなどが伝えた。
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スタローンは自身の会社ローグ・マーブル・プロダクションズが『デモリショマン』で上がった利益を正当に配当されていないとして、ロサンゼルス高等裁判所に訴えを起こしたとのことだ。
スタローンは『デモリションマン』が1億2500万ドルの利益を出したらその15%、2億万ドルで17.5%、2億5000万ドルを超えればその20%の額を受け取る契約になっていたという。スタローン側の理解だと、作品は少なくとも1億2500万ドル(約136億円)に達しているとのことだが、ワーナー・ブラザース側から何の連絡もなく、2014年に問い合わせたところ、2015年後半に黒字どころか6690万ドル(約72億7900万円)の赤字だと伝えられたという。
スタローン側はワーナー・ブラザース側に赤字だったことを示す詳細を記載した書類の提出を求めたが、届いた書類は1ページで詳細は記載されていなかったと主張しているという。スタローン側は「明らかで意図的な不正行為」があったとし、明確な金額は不明だが補償を求めているとのことだ。