ドナルド・サザーランド、ダニー・ボイル製作の新ドラマで石油王J・ポール・ゲティ役

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米FX局が制作するアンソロジーシリーズ『Trust(原題)』の第1弾で、映画『ハンガー・ゲーム』シリーズの俳優ドナルド・サザーランドが石油で財を成したアメリカの石油王ジャン・ポール・ゲティを演じることに決まったという。
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Comingsoon.netによると、『Trust(原題)』は富のあるないに関係なく象徴的な家族の謎に迫るというアンソロジーシリーズで、第1弾は石油で財を成したアメリカの名門ゲティ家に焦点を当てるという。10話構成となり、ジャン・ポール・ゲティの孫ジョン・ポール・ゲティ三世の誘拐事件を中心に描くとのことだ。
ゲティ三世はジャン・ポール・ゲティと4人目の妻アン・ロークの息子ジョン・ポール・ゲティ・ジュニアの子供となる。ゲティ三世は1973年6月、16歳の時にイタリアのローマで誘拐された。誘拐犯の一味にはマフィアも絡んでいたが、狂言誘拐だと思った当局が捜査を拒んだり、ジャン・ポール・ゲティが身代金の支払いを出し渋ったりするなどして、誘拐犯からゲティ三世を取り戻すのに5ヵ月を要している。
ドナルドが演じるジャン・ポール・ゲティは数々の逸話があり、ゲティ三世が誘拐された時はイギリスの田舎町にあるチューダー様式の大邸宅で愛人5人に囲まれていたという。巨万の富を得ていたにもかかわらず、靴下を自分で洗濯するなど変わった一面もあり、ケチとしても有名だったとのことだ。
『Trust(原題)』は映画『トレインスポッティング』シリーズの監督ダニー・ボイルが、映画『スラムドッグ$ミリオネア』の脚本家サイモン・ボーフォイと製作クリスチャン・コルソンと共に製作総指揮を務める。ボーフォイが脚本を執筆し、ボイル監督がメガホンを取る予定。