ロシアの最新ロボ 実は中に人がいた!

ロシアの優れた技術力を示すためにロシア国営テレビで紹介されたAIロボットが、実は着ぐるみだったことが明らかになった。踊ったり歌ったりする最先端ロボットとして紹介された「ボリス」だが、テレビ視聴者やジャーナリストらがボリスの人間のような動きに気付いた。海外メディアSkyNewsが伝えた。
【写真】実は中に人がいた! ロシアのAIロボット
ロシア国営チャンネル「ロシア24」は、最新ロボット、ボリスが技術フォーラムで学生たちのために歌と踊りを披露している様子を放映。しかし、視聴者やジャーナリストが人間のような動きやそのほかのおかしな点に気付き、結局ボリスの中に人が入っていることが判明。ロボットのコスチュームはロシアの企業が販売しているものだという。
ボリスがステージ上で踊ると、司会者は「このフォーラムでは最先端ロボットをご覧いただけます。ロボットのボリスはすでに踊ることを覚え、なかなかの腕前です」とコメント。またボリスは顔面を色々な色に照らしながら機械的な声で「数学は得意ですが今は芸術と楽曲編成を学びたいです」と話していた。
しかし、オンラインで共有された舞台裏の写真からは、頭と胴体部の離れ具合などからも中に人がいることが明らか。また、ブロガーの中には同様のロボットスーツを買える店を紹介する人も現れた。ロシア24で放映されたあるジャーナリストのインタビューでは「間違いなく皆がコスチュームだと気づいていたでしょう。サンタクロースのように、子ども向けに生み出されたプロジェクトだということを」とコメントしている。