ヒュー・ジャックマン、息子との富士山秘話明かす 東京五輪にも来日予告

俳優のヒュー・ジャックマンが、22日に都内で開催された映画『フロントランナー』のスペシャル・ファンスクリーニング舞台挨拶に登場。ヒューは映画について語ったほか、自身の舞台を日本で上演すること、2020年に開催される東京オリンピックを観戦する予定であることを明かした。
【写真】映画『フロントランナー』スペシャル・ファンスクリーニング舞台挨拶の様子
実話を基にする本作は、1988年の米大統領選において、史上最年少の最有力候補となった政治家ゲイリー・ハート(ヒュー)が、たったひとつの報道がきっかけで、失脚するさまを描き出す。ヒューは本作について「アメリカの政治のこと、オーストラリアの政治のことも、一切知らなくても楽しめます」とアピール。
ゲイリー本人の家に泊まるなどして役作りに励んだそうで「彼は偉大なアメリカ大統領になれなかった男と言われているんです。映画でも見られるように、若い人々にインスピレーションを与えました」と解説。そして「非常に複雑なキャラクターでもありました。プライベートなことを守ろうとした人なので、私が演じたどの役よりも、複雑な役で、今までとはだいぶ違う役でした」としたうえで「他のキャストや(ジェイソン・ライトマン)監督のおかげで演じることができました」と撮影を振り返っていた。
イベントでは、SNSで寄せられた質問がヒューへ投げかけられる一幕もあった。これまでの特に印象的な日本での思い出を聞かれたヒューは「富士山を息子と一緒に登ったことは、一生忘れない思い出になりました」としみじみ。「朝日が昇るのを感動しながら見ていたのですが、当時12歳だった息子を見てみると、ぐっすりと眠り込んでいました」と続けて会場を沸かせた。
その後ヒューは「日本の皆さんの前で、私の舞台を、踊ったり歌ったりする舞台を、お見せしたいと思っています。もしかすると、今年中に実現するかもしれませんね」と発言。「そして、ぜひ来年はオリンピックにも来たいと思っています。私は出るわけじゃなくて、ただ見るだけですけどね(笑)」と、再来日する予定を明かしていた。
映画『フロントランナー』は2月1日より全国公開。