二宮和也、中野量太監督作『浅田家』に主演 妻夫木聡と初共演で実在の兄弟に

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嵐の二宮和也が、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督最新作『浅田家(仮)』で主演を務め、俳優の妻夫木聡と初共演することが分かった。二宮は実在の写真家・浅田政志氏を演じ、妻夫木はその兄を演じる。
【写真】『浅田家(仮)』フォトギャラリー
父、母、兄と4人家族の次男として育った浅田氏は、家族を被写体に“家族でやってみたいこと”をテーマとしてさまざまなシチュエーションでコスプレ撮影したユニークな家族写真集『浅田家』で第34回木村伊兵衛写真賞(2008年度)を受賞。また、東日本大震災の津波で泥だらけになったアルバムや写真を洗浄し、元の持ち主に返すボランティア活動をする人々を約2年間にわたって撮影した『アルバムのチカラ』など、現在の日本写真界で独特の存在感を放つ。
本作は、その『浅田家』『アルバムのチカラ』を原案として、実話をベースにオリジナル要素を加えながら、浅田氏が写真を撮り始め、東日本大震災を通して、それでもなお家族写真を撮ることに向き合い成長する姿を描く。
無茶で自由奔放ながらどこか許せてしまう人間味あふれるキャラクター・浅田政志を演じる二宮は、「今回実在する人物ですが、僕は普段から役作りというものをやった事がないので、今回もやりませんが、衣装や髪型を決めたり、色々話し合っていく中で高まった物を現場でぶつけていこうと思います」とコメント。
やんちゃな弟・政志を温かく見守り、政志のコスプレ写真の依頼にもいやいや付き合う心優しい兄・幸宏を演じる妻夫木は「『政志と僕が仲が良いことが最大の親孝行』、お兄様から頂いたこの言葉が胸に響きました。自分の幸せより誰かの幸せを願うことは簡単なことではありません。その思いやりの心を胸に精一杯浅田家を愛すること、それだけです」と語っている。
お互い初共演について、二宮は「たくさんの作品で演じている姿を観ていて本当にうまいなぁといつも感動していました。一緒に演じると自分の粗が目立つので、なんとなく捕まらないように逃げていたのですが、ついに捕まったか。という感覚です(笑)」と吐露。妻夫木は「ずっと近くにいるのになかなかご縁がなかった二宮さん。感受性が豊かな二宮さんならば、政志を自由に魅力的に演じてくれると信じています。僕はそんな二宮さんをそっと隣で支えていければと考えています」と話している。
映画『浅田家(仮)』は2020年全国公開。