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『万引き家族』城桧吏、映画初主演 『都会のトム&ソーヤ』実写化

映画

 はやみねかおるによるベストセラー児童小説『都会(まち)のトム&ソーヤ』(講談社YA!ENTERTAINMENT)の実写映画化が決定し、第71回カンヌ国際映画祭にてパルムドール(最高賞)を受賞した映画『万引き家族』で一躍注目を集めた子役・城桧吏が映画初主演を飾ることが分かった。

【写真】原作者「はやみねかおる」と原作書影

 原作は、シリーズ累計180万部を超え、「マチトム」と呼ばれ愛読されている人気推理小説シリーズ。“究極のゲーム”を作るため、都会のさまざまな場所を舞台に、デコボコ中学生コンビが推理と冒険を繰り広げていく。どこにでもいそうな中学二年生だが、どんな状況も切り抜けられるサバイバル能力を持つ内藤内人と、学校始まって以来の天才と言われ、一大財閥“竜王グループ”の御曹司である竜王創也の対照的なタイプの2人が活躍するバディものだ。

 実写映画化にあたり監督を務めるのは、映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』『ニセコイ』など多数の青春映画を手掛けてきた河合勇人。脚本は、2018年にドラマ版で社会現象を巻き起こし、今夏には劇場版が公開された『おっさんずラブ』の徳尾浩司が担当する。

 主人公の内藤内人を演じる城は「『都会のトム&ソーヤ』は小学校の時に図書室で借りて、読んだ事がありました。まさか、この本の主人公、内藤内人役に自分がなれるなんて思ってもいなかったので、出演させて頂く事が決まって、とても驚き、とても嬉しく思っています」と喜びのコメント。

 そして「初めて主演をさせて頂くので、少し不安でドキドキですが、皆様の期待に応えられる様に頑張ります! 今までやったことのない役なので今からすごく楽しみです! 明るくサバイバル能力に優れている内人になりきりたいと思います!!」と意気込みを見せている。

 河合監督は「今回映画を監督させて頂くにあたり自分の中に眠っていたトム&ソーヤを縦横無尽に暴れさせて現代の子どもたちを巻き込んで新たな冒険に出てみたいと思います」、脚本の徳尾は「『都会のトム&ソーヤ』には、次々とページをめくりたくなるワクワク感が詰まっています。映画でもその世界観を大切にして、ぐいぐいとスクリーンに吸い込まれるような、躍動感の溢れる内人と創也の冒険をお届けできたらと思います」とそれぞれ抱負を語っている。

 原作者のはやみねは、実写映画化について「これも、読者の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。河合勇人監督に徳尾浩司脚本と来れば、ぼくにとっては『スリル! ~赤の章・黒の章~』。内藤内人役は『万引き家族』の城桧吏さん。そして、多くのスタッフのみなさん。いったい、どんな『都会のトム&ソーヤ』を見せてくださるのか? 今からワクワクしています」と期待のコメントを寄せている。

 映画『都会のトム&ソーヤ』は2020年夏全国公開。

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