<独占>俳優歴41年の役所広司、初ワイヤーアクションで崖上に吊るされる…壮絶撮影裏公開

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俳優の役所広司が主演を務める日中合作映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』より、過酷な海外ロケに挑んだ役所の姿を捉えた、壮絶な撮影裏の写真が公開された。
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今回公開された4点の写真は、役所が崖上で吹き荒れる雪のなか苦悶の表情を浮かべるものや、広大な雪山を登る姿などを捉えたもの。どれも顔中雪まみれで満身創痍の姿となっており、撮影現場の過酷さをうかがわせる写真となっている。
撮影はカナダの雪山で行われ、険しい環境下に困難を極めたものだったが、役所は壮絶なアクションシーンにも果敢に挑戦。撮影中は危険な瞬間もあったという。ユー・フェイ監督は「役所広司さんは六十歳を超えているのにも関わらず、過酷な現場でもほぼスタントマンを立てず、自分で演じることにこだわりました。そうやって撮影中ずっと、新人監督の私を信じ、支えてくれました」と明かす。テレンスも役所を「最高の役者です! 演技力はもちろん非の打ち所がないですが、役所さんのプロ意識には沢山学ぶものがあると思います」と絶賛。それぞれ役所の役者魂に魅了されたことを語っている。
『Shall we ダンス?』(1996)、『うなぎ』(1997)に続き、近年では『孤狼の血』(2017)で三度目の日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞を受賞した役所。今年で俳優歴41年目を迎える役所が、「これほどスケールの大きい作品は日本では体験できない」と出演を決意して挑んだ、新境地の演技に注目が集まる。
本作は、今年10月28日より開幕となった第32回東京国際映画祭の特別招待作品にも選出され、28日のオープニングイベントでは、役所のほか、テレンス、ユー監督らがレッドカーペットに登場。11月3日には、彼らに加え、隊員役のチャン・ジンチュー、リン・ボーホンらも来日する予定だ。
映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』は11月15日より全国公開。