アンジュルム・中西香菜、「新しい自分を見つけたい」約8年間のアイドル人生に終止符
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ハロー！プロジェクトのアイドルグループ・アンジュルムが10日、東京・豊洲PITにて『アンジュルム ライブツアー 2019夏秋「Next Page」～中西香菜卒業スペシャル～』を開催。同公演をもってメンバーの中西香菜がグループおよびハロー！プロジェクトを卒業した。
【写真】アンジュルム・中西香菜卒業ライブの模様
中西は2011年10月16日にグループの二期メンバーとして正式加入し、以降8年2カ月をアンジュルム（元・スマイレージ）で活動。卒業公演は約2000人を動員し、ライブの模様はライブ・ビューイングで全国に生中継された。アンジュルムはこの日全22曲を披露。ライブ冒頭ではグループ初期の練習模様がVTRで流れ、大阪出身である中西の“不器用キャラ”を改めて思い起こさせる映像に会場からは笑い声が起こる。
映像の後にはピンクの衣装に身を包んだメンバーが登場し、「タチアガール」を皮切りにスマイレージ時代の楽曲で序盤を盛り上げた。中西もMCでは観客の笑い声を「聞いてましたからね！」と言いつつ、「私らしく楽しい卒業公演になればいいかなと思います」とコメント。続くブロックでは最新曲「私を創るのは私」から「マナーモード」で会場を一気に熱く盛り上げ、少人数ユニットでの楽曲披露へ。中西がメインを歌唱する「ヤッタルチャン」を中西、川村文乃、船木結の3人で披露。「交差点」では中西を全員で囲んで歌う形がとられ、歌唱しながら涙をこらえるメンバーも出てくる中で会場から拍手と声援が湧きおこった。
「豊洲 PIT、ひとつになってラストいきます！」という中西の掛け声から、本編終盤では中西のイントロモノローグによる「人生、すなわちパンタ・レイ」「恋ならとっくに始まってる」と攻めのナンバーを連発。「大器晩成」で会場の大合唱を呼び起こしながら最後まで突っ走った。
2014年の改名時、中西の考案による命名で現在のグループ名になったが、その由来は、フランス語の ange（天使）と larme（涙）を組み合わせた造語。ライブのアンコールではそんな“天使の涙”を彷彿とさせる水色のドレスに身を包んだ中西がステージに現れ、メンバーやファンに対する思いを手紙で読み上げた。途中でつっかえたところで笑いがこらえきれずに「誰か読んで！」と口走って会場が笑いに包まれるのも中西ならでは。周りも和ませつつ、感謝の気持ちとともに「これからもいろんな涙のストーリーがありますように。みんなのことを見守っています！ ほな！」と手紙を締めくくった。
さらに、手紙の後には中西のソロ新曲で、元メンバーの福田花音が作詞・作曲の「天使の涙」を披露。直後にはメンバー全員で優しく明るい雰囲気の「帰りたくないな」を歌い上げ、ライブの感想として各メンバーから中西への思いが語られた。
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