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ギャスパー・ウリエル主演、戦場の実態描く『この世の果て、数多の終焉』ビジュアル解禁

映画

 ギャスパー・ウリエルが主演するフランス映画『TO THE ENDS OF THE WORLD』(英題)が、邦題を『この世の果て、数多の終焉』として8月15日に公開されることが決定。併せてポスタービジュアルが解禁された。

【写真】映画『この世の果て、数多の終焉』場面写真

 本作は、第二次世界大戦末期、フランス領インドシナを舞台に、凄惨な戦場の実態や、植民地支配の闇、傷ついたひとりの兵士の魂に迫った戦争ドラマ。フランス映画祭2016で上映された『愛と死の谷』で絶賛を博した鬼才、ギョーム・ニクルーがメガホンを取り、映画、『ロング・エンゲージメント』『ハンニバル・ライジング』『サンローラン』で世界中を魅了したギャスパーが若きフランス人兵士ロベールを演じる。さらに、名優ジェラール・ドパルデューが、ロベールの魂を救済しようとする作家役で出演し、映画に確かな重みを与えている。

 1945年3月、フランス領インドシナ。駐屯地での殺戮をただひとり生き延びたフランス人兵士ロベールは、兄を殺害したベトナム解放軍の将校ヴォー・ビン・イェンへの復讐を誓い、部隊に復帰する。しかし険しい密林でのゲリラとの戦いは苛烈を極め、憎きヴォー・ビンの居場所は一向につかめなかった。その悪夢のような日々のなか、マイというベトナム人の娼婦に心惹かれるロベール。だが、復讐の怨念に駆られる彼はもはや後戻りできない。やがて軍規に背く危うい行動を繰り返し、理性を失ったロベールは、さらなるジャングルの奥地に身を投じていくのだった…。

 本作でギョーム監督は、宗主国フランスの視点で第二次世界大戦末期におけるインドシナの凄惨な真実に迫り、殺戮という無慈悲な行為が日常化し、兵士がいともやすやすとただの肉塊に変わり果てていく戦争の、あまりにも不条理なリアルを、いわゆる“痛快な見せ場”や“扇情的なバイオレンス”を一切排除した、禁欲的な演出スタイルで映し出す。そして、説明描写をあえて最小限にとどめ、想像と解釈の余地を広げた独特のストーリーテリングの手法により、心身共にずたずたに傷ついた主人公の“行き着く果て”はどこなのか、最後までまったく目が離せない作品に仕上げている。

 一方、持ち前の端正な美貌に加え、グザヴィエ・ドラン監督と組んだ『たかが世界の終わり』ではセザール賞に輝く繊細な名演技を披露したフランスのトップスターのギャスパーは、ベトナム人娼婦との激しいセックス・シーンを熱演するなど、理性と狂気、愛と死の狭間でもがく兵士の痛切な運命を、渾身の演技で体現した。

 公開されたポスタービジュアルには、ギャスパー演じるロベールが、戦場のベンチに座り込んだ印象的なカットが映し出され、そこに「ここが最も『死』に近い場所。」というコピーが添えられ、舞台となるインドシナでどのような結末を迎えるのか、気になるビジュアルに仕上がった。

 映画『この世の果て、数多の終焉』は8月15日より全国順次公開。

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