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高校生の言葉にできない心の叫びが溢れ出す! 松本穂香『君が世界のはじまり』予告解禁

映画

 女優の松本穂香が主演を務める映画『君が世界のはじまり』より、高校生たちの言葉にできない心の叫びがあふれ出す予告映像が、ポスタービジュアルと共に解禁された。

【写真】映画『君が世界のはじまり』キャスト陣の場面写真

 本作は、小説家で映画監督のふくだももこが、2016年に集英社「すばる」文学賞佳作を受賞した小説『えん』と『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』の自身の2作品を原作として、自ら監督を務め映画化。映画『リンダリンダリンダ』(2005)、『聖の青春』(2016)、『愚行録』(2017)の向井康介が脚本を手掛け、ふくだが描いた若者たちの危うい魅力を損なうことなく、一つの物語に再編した。主演の松本とふくだ監督は、『おいしい家族』(2019)以来、2度目のタッグとなる。

 予告編では、ある帰り道、ふざけながら自転車を押して並んで歩くえん(松本)とナリヒラ(小室ぺい)、廃墟と化した立ち入り禁止の旧講堂で授業をサボり、タバコを手にするえんと琴子(中田青渚)、学校帰りに寄ったショッピングモールでどしゃぶりの雨をやり過ごすえん、ナリヒラ、岡田(甲斐翔真)の3人、ショッピングモールの非常階段で暇を持て余す伊尾(金子大地)と純(片山友希)―と、誰もが一度は経験したことのある、青春の刹那的な時間が次々と映し出されていく。

 それぞれの印象的なせりふとともに映し出される映像の中、「この町は、一方通行の思いばかりだ」という言葉を皮切りに、退屈な町でくすぶる高校生たちのあふれる思いが交差し始め、ある事件が発生する。希望と絶望を同時に抱く彼らが、その思いを爆発させた時、一体何が起きるのか…まさに、彼らの“世界のはじまり”を予感させる映像に仕上がった。

 予告映像の中では、スナックを経営する、琴子の母親役を演じる江口のりこや、純の父親で、娘に無視を決め込まれる古舘寛治ら実力派キャストの姿も明らかになっており、ネクストブレイク必至の若手俳優らとともにどんな物語を紡ぐのか、期待が高まる内容だ。

 ポスタービジュアルに「ブルーハーツの歌声で、やっと息ができた」とある通り、劇中では「人にやさしく」「キスしてほしい」など、彼らの思いを象徴するかのようなブルーハーツの名曲が使われており、少年少女たちの言葉にできない心の叫びを、切なく、熱く届ける。

 映画『君が世界のはじまり』は7月31日全国公開。

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