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斉藤由貴、佐津川愛美出演 “名古屋闇サイト殺人事件”の深層に迫るドキュメンタリー劇場公開

映画

 女優の斉藤由貴、佐津川愛美らが出演し、東海テレビドキュメンタリー劇場の第13弾として“名古屋闇サイト殺人事件”の深層に迫る『おかえり ただいま』が、9月より全国の劇場にて順次公開されることが決定した。

【写真】名古屋闇サイト殺人事件に迫る『おかえり ただいま』場面写真

 本作は、『死刑弁護人』(2012)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(2013)など、東海テレビドキュメンタリー劇場「司法シリーズ」をけん引する齊藤潤一監督の最新作。帰宅途中の女性が拉致、殺害、遺棄された“名古屋闇サイト殺人事件”に迫る。

 名古屋で起きた同事件の発生直後からの長期取材に加え、ドラマパートに斉藤、佐津川を迎え、ドキュメンタリーだけでは表現し切れなかった母娘の物語、さらに加害者の生い立ちを描き出す。出演は2人に加え、浅田美代子、大空眞弓、須賀健太、天野鎮雄、矢崎由紗らが名を連ねる。

 2007年8月24日深夜、帰宅途中の女性が拉致、殺害され、山中に遺棄された。犯人は、携帯電話のサイト“闇の職業安定所”で知り合った3人の男たち。マスコミの報道は過熱、母は加害者全員の死刑を望んだ。しかし、立ちはだかったのは「1人の殺害は無期懲役が妥当」という判例。母は街頭に立ち、極刑を求めて約33万筆の署名を集めた。判決は1人が死刑、2人に無期懲役。その後、無期の1人に別の強盗殺人の余罪が発覚し、死刑が確定した。

 事件発生直後から被害者の母を取材してきた東海テレビは、ドキュメンタリー『罪と罰~娘を奪われた母 弟を失った兄 息子を殺された父~』(2009年4月)を放送。その後も撮影を継続し、死刑執行後に犯人の父親の肉声を収録した。しかし、それだけでは表現できないことがあった。それは、事件前の母と娘のかけがえのない日々。母を斉藤、娘を佐津川が演じ、在りし日の家族をよみがえらせる。さらに、陰惨な事件を起こすに至った男の生い立ちを浮かびあがらせた。

 被害者の母を演じた斉藤は「実際に起きてしまった凄惨(せいさん)な事件を題材にしているので、役を演じるのはとても難しいことでした。ただ、お母様や亡くなられた磯谷利恵さんの思いに、どれだけ近づけるか、誠実に取り組みました。いま、できる限りの気持ちを込めた作品です」とコメント。

 娘を演じた佐津川は「スタッフの皆さんの熱量に感銘を受けながら、支えてもらいながら、作品と向き合いました。撮影が終わった時の気持ちを私は一生忘れることなく生きていくべきだと思いました」としている。

 東海テレビドキュメンタリー劇場第13弾『おかえり ただいま』は、9月より全国順次公開。

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