石田ゆり子、物事の手順を覚えるのが苦手と告白「ヤバいなと自分でも思う(笑)」
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女優の石田ゆり子が27日、都内で行われた映画『望み』の舞台あいさつ中継付き完成披露試写会に俳優の堤真一、岡田健史、堤幸彦監督とともに出席。撮影のエピソードなどを明かした。
【写真】堤真一、石田ゆり子、岡田健史、堤幸彦監督が登壇 『望み』の舞台あいさつ中継付き完成披露試写会の様子
本作は、雫井脩介による累計発行部数20万部超の同名小説を原作とする現代サスペンス。一級建築士の石川一登(堤)とフリー校正者の妻・貴代美(石田)は、一登がデザインを手がけた邸宅で、高一の息子・規士(岡田)と中三の娘・雅(清原果耶)とともに幸せに暮らしていた。しかし冬休みのある晩、規士は家を出たきり帰らず、連絡すら途絶えてしまう。警察の調べによると、規士が同級生の殺人事件へ関与している可能性が高く…というストーリー。
主演の堤は、堤監督とは初タッグ。辛いシーンが連続する本作の台本を初めて読んだときは「いいお話ではあるけど、(内容などが)難しい。お断りしようかと思いました」と告白。演技も苦労を伴ったといい「本当に辛かった。撮影以外はとにかく楽しく過ごそうと、ベラベラ喋っていました」と語った。
石田も「想像を絶する話。飛び込むしかないと思いました」とオファーを受けた当時を回想。「ありがたかったのは順撮り(編注:物語の順番どおり撮影すること)。帰ってこない息子を待ち続ける話なので、最初の4日間は日常が過ぎていくけど、ある瞬間から、もう全部のシーン泣かなきゃいけない日がやって来る。芝居ですから当たり前ですけど…とても辛かったです」とため息を漏らした。
もしも本当の夫婦だったら相手に望むことを問われて、堤は「何もないです」とキッパリ。「何もないけど、(石田は)たぶん1日2、3回はオモシロをやってくれると思うので期待してる。ちょっとトンチンカンなところがあるので、毎日楽しいと思う」と冗談めいて答えた。
堤に口撃された石田は、物事の手順を覚える能力がないと自白し、「ヤバいなと自分で思うくらい忘れてしまう(笑)。洗濯物を畳みながら私が喋ってるシーンがあるんですけど、あのシーン大変でしたね」と恥ずかしげに振り返った。
岡田は、もし石田が母親だったら「仕事とか悩みとかで眠れない夜に、クラシックギターを弾きながら僕を眠らせてほしい」とリクエスト。それを聞いた石田は「こんな息子がいたら、毎日でもやりますよ」と満面の笑みを浮かべていた。
石田はまた、本作の母親視点から持論を展開。「息子が加害者か被害者かがテーマ。私はどこかで、加害者でも被害者でもない真実があると思わないだろうか、という視点もあった。母親はまずとにかく、生きていてほしい。何があろうとも。そこにこじつけるためにどんな妄想もするのではないか。例えばさらわれたとか。本当に少ない可能性を信じるのが母親なのではないかと思っているところもあった。だから…ただただ、ただただ生きていてほしいという思いでした」と熱弁した。
映画『望み』は10月9日より全国公開。
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