安達祐実を夫・桑島智輝が撮る “夫婦の時間”を楽しむ表情も 新作写真集

女優の安達祐実が、夫で写真家の桑島智輝との日々をまとめた写真集『我旅我行(がりょがこう)』(青幻舎)を発売。過去の旅の記録とともに、コロナ渦で外の世界と遮断された際の写真も収録され、日常が非日常になった世界のドキュメンタリーという様相を呈している。
【写真】安達祐実、旅先で見せた自然体の表情 夫が撮影した写真集『我旅我行』より
雑誌や広告、写真集などでの撮影、特にポートレイトのジャンルで活躍を続ける写真家の桑島。『我旅我行』は、桑島が妻・安達祐実の日々撮り続けているシリーズの続編。桑島は2014年の結婚後、現在に至るまで安達を被写体として毎日撮影し続けており、それらの写真をまとめた『我我』が2019年に発表されている。
本作のテーマは「旅」で、2014年から2018年までに行われたフランス、ポーランド/ドイツ、沖縄、スペインでの4度の撮影旅行の記録を収録。俳優という職業柄、プライベートでは常に衆目を集めてしまう安達。旅先、特に異国の地では1人の女性として振る舞うことが許される。日常の緊張感から開放され、夫婦の時間を純粋に楽しむ軽やかな表情。それは旅という非日常がもたらす、日常では見られない瞬間だ。
しかし、2020年4月以降、 新型コロナウィルスの感染拡大によってこの世界から「旅」が消えた。本書には、桑島が日々撮影し続けている前作『我我』と地続きの写真も収録されている。その日付は2020年4月4日から8月16日まで。それは日常が非日常になった世界のドキュメンタリーといえる。外の世界と遮断されたことによって、安達が見せる表情は、旅する日々を思わせる。
安達祐実を夫・桑島智輝が撮影した写真集『我旅我行』は青幻舎より発売中。定価2600円(税別)