マリリン・マンソン、エヴァン・レイチェル・ウッドら女性4人に性的虐待で訴えられる
ロックバンド「マリリン・マンソン」のボーカリストであるマリリン・マンソンが、かつて婚約していた女優のエヴァン・レイチェル・ウッドをはじめ、4人の女性から虐待で訴えられた。これを受け、所属する音楽レーベルやタレントエージェントが契約打ち切りを発表した。
【写真】エヴァン・レイチェル・ウッドの告発と、マリリン・マンソンの反論投稿
現地時間の2月1日、『ウエストワールド』などに出演するエヴァン・レイチェル・ウッドがインスタグラムで告発したもの。彼女は、これまでも性的虐待を受けた経験があることを公表していたが、それが誰であるかは明かしていなかった。マンソンとは、彼女が19歳だった2007年に交際が発覚。2010年1月に婚約し、7ヵ月後に破局した。
インスタグラムで発表された声明には、「わたしを虐待した人物の名前は、ブライアン・ワーナー。マリリン・マンソンとして世に知られる人物です。彼は私がティーンエイジャーの頃から手なずけ始め、何年にもわたって恐ろしく虐待しました」と書かれている。
もう恐れる人生を終わりにすると心に決め、新たなる被害者が出る前に知らしめたかったと決意を明かし、「沈黙を辞めた被害者たちと共に立ち上がります」と締められている。今回、エヴァンの他にも、元アシスタントやアーティストなど、同じように被害を受けた女性がインスタグラムで声明を発表している。
彼女の告発に、ジョシュ・ギャッドや、セルマ・ブレア、メリッサ・ブノア、アナ・パキンなど、多くのセレブがサポートを表明。マンソンと婚約していたローズ・マッゴーワンも、エヴァンはじめ今回声を上げた女性たちを支援すると、インスタグラムでメッセージを公表した。
これを受け、2日にマンソンはインスタグラムにコメントを発表。自身のアートや生き方が物議を醸してきたことを認めたうえで、今回の告発は恐ろしく事実をゆがめられたものだと主張。過去の交際相手との関係は、全て合意に基づくものであったと、事実関係を否定している。
一方、マリリン・マンソンが所属するレーベルLoma Vista Recordingsは、マンソンとの契約終了をツイッターで発表。アルバムのプロモーション活動を即座に停止し、将来的なプロジェクトでも組まないことを決定したと、態度を明らかにした。所属するタレント・エージェントCAAも、契約解除を解除したとDeadlineが報じている。
また、カリフォルニア州上院議員のスーザン・ルビオが、FBIに捜査要請を行ったことも明らかになっている。
引用:「エヴァン・レイチェル・ウッド」インスタグラム(@evanrachelwood)
「マリリン・マンソン」インスタグラム(@marilynmanson)