出会っていい感じになった男女がタイムループにはまる『パーム・スプリングス』予告解禁
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第78回ゴールデン・グローブ賞のコメディー/ミュージカル部門で作品賞と男優賞にノミネートされた映画『パーム・スプリングス』より、日本版ポスターと予告編が解禁された。
【動画】永遠に続く“今日”から抜け出せない!『パーム・スプリングス』予告編
本作は、カリフォルニアの砂漠のリゾート地パーム・スプリングスで行われた結婚式で出会った、呑気な青年ナイルズと花嫁の介添人女性サラの2人を軸に展開するタイムループ・ラブコメディー。2020年にサンダンス映画祭でプレミア上映され、そのユーモアと独創性で大きな話題を呼んだ。
製作及び主演のナイルズ役を務めたのは、人気コメディ番組『サタデ・ーナイト・ライブ』のレギュラーを長年にわたり勤めていたコメディアン・俳優・歌手のアンディ・サムバーグ。アンディは、2013年の第71回ゴールデングローブ賞で、自身がプロデューサーも務める主演ドラマ『ブルックリン・ナイン‐ナイン』でテレビ部門の主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。2019年には司会も務めた。そんなゴールデン・グローブ賞にゆかりのあるサムバーグが、本作でついに映画部門でも主演男優賞を獲得するのか要注目だ。メガホンを取ったのは、本作が長編監督デビューとなる新鋭マックス・バーバコウ。
カリフォルニアの砂漠リゾート地パーム・スプリングス。妹の結婚式で幸せムードになじめずにいたサラ(クリスティン・ミリオティ)は、一見お調子者だが全てを見通したようなナイルズ(アンディ)に興味を抱く。いい雰囲気になるふたりだが、謎の老人(J・K・シモンズ)が突如ナイルズを襲撃。負傷したナイルズは近くの奇妙な洞窟へ逃げ込んでいく。ナイルズの制止も聞かず洞窟に入ってしまったサラは、一度眠りに落ちると結婚式の日の朝にリセットされる“タイムループ”に閉じ込められてしまう。しかもナイルズはすでにこのループにハマっていて、数え切れないほど同じ日を繰り返しているという。2人で過ごす無限の“今日”は最高に楽しいものに思えたが、明日がこない日々は2人に本当に大切なものを気づかせていく。
予告編は、シンディー・ローパーの往年の名曲「タイム・アフター・タイム」に乗せ、結婚式にもかかわらずアロハシャツで出席したナイルズが“エモい”スピーチをする場面からスタート。そんな不思議な男ナイルズと、そこにキュンとしてしまったサラがいい感じになった直後、ナイルズの肩に矢が飛んできて、気づいたらまた結婚式の日の朝に。そこから、永遠に続く“今日”から抜け出そうと奮闘するサラと、諦め切って楽しむナイルズの悲惨なはずなのに楽しそうな“今日”が、デヴィッド・ボウイの楽曲「Oh You Pretty Things」に乗せてゆるく繰り広げられていく。最後は「出会った日から君を…」と言おうとしたナイルズの肩に矢が刺さりサラが頭を抱えるコミカルな場面、2人がプールでゆったりとくつろぐ姿で幕を閉じる。
ポスターは、砂漠の真ん中にある長いプールで、リゾート感満載のナイルズとサラが浮き輪に乗りビールをあおる姿を描いたもの。上には「2人なら永遠に“今日”でも構わない!?」というコピーが添えられている。
なお本作は、2月12日より各上映劇場にてオリジナルビジュアルのムビチケカードが販売される(一部劇場を除く)。
映画『パーム・スプリングス』は4月9日より全国公開。