大泉洋、満員の観客を前に「本当に感慨深いです」

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俳優の大泉洋が25日、都内で開催された主演映画『騙し絵の牙』公開前夜祭に出席。大泉は満員の観客席を前に、本作がコロナ禍の影響で公開延期になったことを踏まえ「東京の緊急事態宣言が、一応明けまして。このように、満席でお客様にお集まりいただくというのが、本当に感慨深いですね」と語った。
【写真】大泉洋、松岡茉優、中村倫也らキャスト集結 映画『騙し絵の牙』公開前夜祭フォト
作家・塩田武士の同名小説を映画化した本作は、薫風社の雑誌編集長・速水輝(大泉)が、自分の雑誌の生き残りを懸けて、会社を相手に策略を巡らせる姿を描く。
この日のイベントには、共演の松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、佐藤浩市、そして吉田大八監督も出席した。
当日は大きな大泉のパネルが銀幕から披露されるという演出があったが、キャスト登壇時にアクシデントで見えてしまう事態が発生。大泉と大慌てで隠そうとした松岡は「見えちゃった…」としょんぼりだったが、設営時から観客が見ていたことを知ると「何が何やらじゃないですか」とツッコみ。大泉は「ずっとグダグダなの?」とボヤいていた。
その後、本作の登場人物たちにちなんで、自分の「癖のあるところ」を聞かれた大泉は「髪は癖ですよ」としたうえで「(性格は)さっぱりしてません?」と若手キャストに質問。池田は「曲者(くせもの)転がしみたいなところはありますよね。曲者を転がすのが上手だなっていうイメージ」と明かすと、大泉は「癖のある方は、嫌いじゃない。うちの劇団のメンバーでも、癖だらけですからね」と返していた。
速水の策略に巻き込まれていく新人編集者・高野恵を演じる松岡は、モーニング娘。への愛が強すぎて気持ち悪がられてしまうことがあると発言。大泉は「大丈夫です」とフォローし、松岡は「一緒にコンサートに」と誘ったが、大泉は「コンサートはご遠慮したい(笑)」と断っていた。
一方、薫風社社長の息子・伊庭惟高を演じる中村は、今までついた嘘を聞かれると、168cmだった身長をプロフィールで170cmとしていたことを告白。しかし、先日に人間ドックに行った際に測ったところ、身長が170cmあったそうで「言霊です」と白い歯を見せていた。
映画『騙し絵の牙』は3月26日より全国公開。