『攻殻機動隊 SAC_2045』年内に劇場版公開 シーズン1に新たなシーン加え再構成
Netflixオリジナルアニメシリーズ『攻殻機動隊SAC_2045』シーズン1の総集編となる劇場版『攻殻機動隊 SAC_2045 劇場版(仮題)が、年内に公開されることが決定。併せて、キャラクターデザインを手掛けるイリヤ・クブシノブによる劇場版ティザービジュアルが解禁された。
【写真】アニメ『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン1場面写真
原作は、1989年に講談社「ヤングマガジン増刊 海賊版」にて発表された士郎正宗による漫画『攻殻機動隊』。連載開始以来、押井守監督による『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995年)をはじめ、アニメーション、ハリウッド実写映画などさまざまな作品群を構成し、世界中に驚きと刺激を与え続けてきた。
2020年4月よりNetflixで配信中のアニメシリーズ『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン1では、神山健治と荒牧伸志の2人を共同監督に迎え、『攻殻機動隊』史上初となるフル3DCGアニメーション。劇場公開が決まった本作は、シーズン1に新たなシーンを加えて再構成される。併せて公開されたイリヤ・クブシノブ描き下ろし劇場版ティザービジュアルには、全身義体の主人公・草薙素子が電脳空間内で笑みを見せる姿が描かれている。
シーズン1にて共同監督を務めた神山と荒牧からコメントも到着。神山は「今まで自分の作品の総集編は必ず自分で編集してきたが、今回初めて総集編を別のクリエーターに委ねてみた。他者の視点からSAC_2045がどう見えているのか知りたかったからだ。すでにシーズン1を視聴している人にも、別の解釈が見えてくるかもしれない。公開が待ち遠しい」と語っている。
荒牧は「このたび、シーズン1を劇場総集編として公開していただける運びとなり、喜んでおります。一体あのストーリーがどういう総集編になるのか? 私も実はまだ知りません(笑)。楽しみにしてください。私も楽しみです!」と呼びかけた。
アニメ映画『攻殻機動隊 SAC_2045 劇場版(仮題)』は、2021年公開。